既存の業務を継続している状態だと、ある程度、その業務に精通した視野や関係者との繋がりは得られますが、一歩踏み出したことにより、違う世界が見えるようになりました。Jack Welchが発信したメッセージにも“Control your destiny, or someone else will.”とありますが、40歳を目前に、与えられた業務やポジションをこなす人生では、自身の選択肢が先細りし、人生に充実感が得られないのでは、とも考えていましたが、受講により、40歳でも可能性が追求できる事が証明できたものと思います。
入学前までは、目の前で起きている事象に対しては、興味もなく「ああ、こんなもんなんだろう。」「こうやればなんとかなるだろう。」と考えていました。BBT大学院入学後では劇的にその考えは変化しました。「これは、どうしてこうなったのだろう?」「なんで、自分はやっていないのだろう」などと考える癖がつき、そこから本質的な問題点は何かと考えるようになりました。そして、解決するためにどうやって解決していけばいいのかと考える癖がついたと思います。当然決まった答えなどあるはずもなく、日々悩んでいますが、取り組んでいく姿勢が自分自信を成長させると思っています。
正直なところ、知識はいくらでも書籍やネットから入手できるので、学んだ用語とかは全く意味がないです。在学中にベンチャーへ転職したのですが、それはやはり志の高い同期の方々との議論とその熱に影響を受けてのことだと思います。それが一番の変化です。
これまでの私は環境問題の切り口を技術的な視点のみで捉え、結果経営者への説明が納得感を欠いたものに終始していました。しかし、当大学院における実務を重視した学びにより、経営に与える環境問題の必要性、重要性を訴求できるようになり、打ち合わせでSDFを意識した解決策を提言することにより、共通認識や理解が促進されるようになりました。所属する自治体では道半ばですが、問題意識を共有する他の自治体の職員とは議論が促されるなどしており、問題解決の仲間も僅かづつですが着実に増えつつあります。
これまで自身が感じていなかった(当たり前であると感じていた)過程(今では廻り道であると理解)を回避し、目的地へ最短距離で近づけるようになったと感じています。そのことで、生活全般においても時間的および精神的に余裕が生まれ、良い循環が構築できていると感じます。
学問的な学びだけでは無く、知のネットワークが広がる過程で、「井の中の蛙」から現実を知り、ビジネスにおいての方向性を導きだすことができたと思う。BBTに入学していなければ、一般のサラリーマンで終わっていたと思われるビジネス人生の中で、「プロフェッショナルとは何か?」という意味合いを教えて頂き、人生に大きな気付きと変革をもたらして頂いた場所であったと思う。
最も大きな変化は、「自信」でしょうか。ビジネスに関わる様々なWisdomとToolを手に入れることで、高い目線で物事を見ることができるようになり、誰と話しても余り動じることが無くなったと思います。更に、卒業時には「ベスト上司賞」を頂き、全くの想定外でしたが、自分のやり方の良いところは更に磨いて行けばよいのだ、と考えることができるようになり、副次的ではありますがこちらも非常に大きな自信につながっています。更に、志の高いクラスメートは自分の貴重な人脈となり、良い刺激を与えてもらっています。
考えること、ぬるま湯から抜け出すこと、失敗を恐れないこと、とらわれない枠外での思考と発想により、体力・知力・モチベーションが高まり、自分の責任で自分の好きな道を歩み始める(ブレイクスルー)ことができました。「これこそ、本当の教育」であると心から言える学校です。
問題解決に対する認識に変化が起きました。多くの事実(FACT)を基にした幅広く深い論理的な思考方法は、難易度の高い課題であっても本質的な解決を可能とするという確信を持つようになりました。在学中に得た様々な知見や構想力・論理思考力・問題解決力などを真に自分のものにしていきたいです。
大学院に通ったからといって劇的な変化があったとは思いません。
ただ、仕事に取り組むうえで基盤となる力なり基軸となるところは、より強固になったと感じます。
それは、学びの内容そのものと多忙な状況を乗り越えるなかで得ることが出来たものだと思います。
基盤を固めたうえでの応用はこれから自分で取り組んでいくことであり、それによって変化を生んでいくものだと思います。