大前学長の「イノベーション」です。今まで自分が学んだこと、考えたこともないことで非常に新鮮でした。物事にはいくつもの考え方、解を導き出すパターンがあり、頭を柔軟にすること、固定概念を持たない(メンタルブロック)等、実践で役立つ内容を学ぶことができたと思います。
「問題発見(解決)思考」と「イノベーション」です。常にファクトに基づいて結論を推論する手法を身に付けられましたし、限界を感じた時にもそれをどう乗り越えるかという思考手法を手に入れる事が出来た事がその理由です。この2つを手にいれたことにより、会社に寄りかからずともいざという時には起業も厭わずに生きてゆける自信を手にすることが出来たと考えています。
リアルタイムで起きている問題を発見し、解決していくための道筋を考える「RTOCS(Real Time Online Case Study)」です。大前学長が担当している科目で実施するオリジナルのケース・メソッドのことです。入学当初は訳も分からず暗闇で刀を振り回す状態でしたが、回を追うごとに少しずつ視界が晴れ、自分の課題に対する取り組みや考え方が改善されていくのを実感することが出来ました。
中でも「オリンパスショック」が起きる3か月前にオリンパスの課題が与えられ、取り組んだ3か月後に実際に起きた時は大変驚くと共に、事情をマスコミ以上に調べきれていたのが誇らしくも懐かしいです。
ひとつの科目に絞ることは難しいですね。自分に新たな気付きと実践的なスキルを与えてくれた科目として幾つか挙げるとすると、一年次の「問題発見思考」と、毎週頭に汗をかき続けた大前学長の担当科目で取り組むオリジナルのケース・メソッド「RTOCS(Real Time Online Case Study)」、さらに二年次に履修した一連の「Business Communication」の科目です。
実際のビジネスの現場を考えてみると全て、インプット(情報収集、問題発見)→処理(分析、考察、方針決定)→アウトプット(コミュニケーション)の繰り返しで成り立っています。このプロセスを繰り返し実践的に学び訓練することができる上記の科目はどのような状況にあっても成果が出せる力をつけるという意味で非常にタメになったと思います。
大前学長が担当する科目で取り組むオリジナルのケース・メソッド「RTOCS(Real Time Online Case Study)」です。RTOCSは学んだ内容の集大成のような科目と考えます。RTOCSで出される課題をクリアするためには、問題発見思考、マーケティング、会計などのBBT大学院で学んできた知識を総動員することが必要です。この課題を行うことは実際に学んできた内容が自分自身に身についているかの確認にも役立つと思います。
大前学長が担当する科目で取り組む、「RTOCS(Real Time Online Case Study)」です。これには1年次にカルチャーショックを受けました。毎週、日曜日20時までに最終投稿(結論)するのですが、もうこれがものすごいプレッシャーで、毎週末20時までは戦々恐々でした。ファクトを集め、それを基に分析を進め、自分なりの戦略提案を行うという一連のプロセスをクラスメートと力を結集させながら進めていく。この方法論は本当に素晴らしいと思います。このオリジナルのケース・メソッドは、BBT大学院の学習スタイルのベースとなるエッセンスが凝集されており、このプレッシャーを乗り越えたクラスメートにはビジネスのみならず人生に向き合うそれぞれの姿勢を共有し合った戦友としての親近感を感じます。
卒業研究の個別指導で厳しい指摘をいただいたことが最も印象に残っています。一流の実務家の方に指導していただけますが、僕の場合、自分本位の内容、取り組む姿勢の甘さを厳しく指摘され、「ビジネスには自己犠牲が必要」との言葉をいただきました。今まで自分中心の考え方をしていたことに気づくことができ、一生忘れない教訓になりました。
実践力が身につき、あらゆる仕事の分野に応用できる力がついた授業を挙げます。まず、大前研一学長が担当する科目で取り組むオリジナルのケースメソッドである「RTOCS(Real Time Online Case Study)」です。1週間を有効に使い、学長から毎週投げかけられる「お題」に自分の考えをぶつけます。毎週異なる内容で、自分の知識にはない事も情報として調べなくてはなりません。
結論を立証するFACTを打ち立てる中、説得力ある結論を導き出す「考える力」がつきました。学長の「自分が~だったらどうするか?」という擬似的投げかけは学習意欲をそそりました。
二年次では、「The Globalization of a Corporation」です。さらには、英語でF to Fロールプレイを行う「Global Leadership and Communication Role Plays」です。これらは、国境を越えたビジネスの実践に直結しており、英語力も度胸も向上しました。
どの科目もタメになりましたが、敢えて“一番”をつけるなら、斉藤顕一先生の「問題発見思考」だと思います。初めて授業を受けた時のインパクトは、今でも忘れませんね。BBT大学院のすごいところは、先生方が一流の経営者というだけでなく、一流のTeacherであるということです。その教え方のうまさにも、驚愕した憶えがあります。
いくつも思い起されますが、松本教授「起業論」での学びの印象が深いです。新事業創出に向けてのステップアップやフロー、起こり得る課題の知見を得たこともさることながら、「ビジネスとは人生そのもの」という深い洞察・学びを頂いたことが今後の人生に大きな影響がありました。