私は、リッパート教授の世界の中小企業論Hidden Championsの授業が非常にタメになりました。それまでは、中小企業の領域は自分とは違うと思っていましたが、授業を聴いていてだんだんと自分も中小零細企業の世界に飛び込んでみたいなあと思うようになってゆきました。多分、教授の授業が、インドで起業するきっかけを作ってくれたと思っております。
マーケティング関連の科目でしょうか。私の専門性はマーケティングですが、企画業務が長かったこともあり、最新の理論にすっかり疎くなってしまっていました。久しぶりに勉強したことで、新しい理論も吸収できましたし、実践の場で裏打ちされた自分なりのマーケティング理論を教授の理論と戦わせることは何よりも楽しく、刺激になりました。
1年目の「問題発見思考」がとてもためになりました。チャート作成ソフトは今でも仕事やプライベートのデータベース作成で利用させてもらってます。ライブで出てくるチャートはきれいで見やすくインパクトがありとても参考になります。問題発見思考で教わる考え方そのものも、日々の業務に役立てることが出来、論理的に話す、書くといった基本的なことに転用することができます。
2年目ではpresentationの科目です。グローバルリーダーに必須のスキルであり、これからの時代に必ず必要になるものだとおもいます。
一番ためになったのは、齋藤顯一教授の「問題発見思考」です。この科目を勉強してから、どんな問題に遭遇しても、全体観を見失わずに、問題に向き合えるようになりました。本当の原因は何か、これを真底つきつめれば、解決の方向が見えてくることを学びました。この科目がすごいのは、単に「問題解決の技法・技術」にとどまらず、問題に向き合って、問題を解決し、社会に価値を提供しようとする「人生観」まで教えて頂いたことです。経験やヤマ勘に頼るのではなくファクトベースで考え、原因を分析し、対策を立案し、これを組織行動にまで落とし込んで、企業業績を向上させるという全体的な取り組みの必要性を学びました。多くの日本のビジネスパーソンがこの「問題解決」を学べば、日本が再生すると確信しています。
大前学長からの学びは「RTOCS(Real Time Online Case Study)」含め、非常に大きかったです。ただし印象に残っているのは入学直後の「マーケティング概論」でした。入学直後に教授から直接弾丸攻撃のようにコメントをいただいて、こんな生活2年も続くか?と真っ青になったことを思い出します。
ひとつだけ選ぶとしたら「問題発見思考」です。この科目では考え方そのものを学ぶことができました。この思考はOSのようなもので、マーケティングやアカウンティングなどの知識もこの考え方のベースの上で使って初めて意味を持つものだと思っています。それだけに受講期間も約1年間と長く、じっくりと身に付けることが出来ます。
齋藤先生の「問題発見思考」です。長丁場であり、中間試験、最終試験はもちろんのこと、スクーリングやグループワークもあり、非常にタフな科目でした。しかし、1講義のテーマが明確であり、齋藤先生の絶妙な語り口により、すっかり問題解決の虜になってしまいました。
日々、見聞きしているニュース等に対しても、全てを鵜呑みにするのではなく、常に自分の頭で徹底的に考える習慣が身についたと思います。また、本質的問題を見極めてから、解決策を導き出すというステップも、少しずつではありますが、身についてきていることを実感しています。
大学院在学中2年間にわたって、途切れなく続く大前学長の直接指導科目を挙げます 。これは、1年次の「経営戦略論」、「新資本論」。2年次の「現代の経営戦略」と連なっています。 毎週日曜日の2時間、大前学長が1週間に起こった時事問題を解説する「大前研一ライブ」を視聴し、クラスでディスカッションをすることで、経営環境や経済トレンド、社会動向を深く理解します。
平行して大前学長の著作「企業参謀」と「新・資本論」の輪読会を、それぞれ半年間かけて1章ずつ議論し、現代の経営戦略について深く学ぶ。 さらに、RTOCS(Real Time Online Case Study)で、「あなたが、○○株式会社の社長だったら、どうするか?」ということを、毎週考え抜き、週末には自らの結論を導き出す。
いわば、仮想経営者として徹底的に企業経営の準備をします 。経営とは、必ず結果を導き出さなければならないものですので、これ以上の準備はありません。 これを2年間みっちり行うことで、Are you ready?と言われたら、「待ってました!」と言わんばかりに、即、スタートできる自信を身につけることができました。
大前学長の担当科目で取り組むオリジナルのケース・メソッド「RTOCS(Real Time Online Case Study)」です。ビジネスに限らず、政治、経済、外交、文化など、いままさに目の前で起きていることをテーマに「あなただったらどうするか?」というケーススタディを毎週1回、2年で約100ケースをこなしました。
この経験で、自分の頭で問題を正確に理解して結論を導き出すという、一人の人間が生きていく上で必須とも言える技術を学んだと思います。また普段の仕事をする上でも、自分の頭で考えて、仲間と実行すれば大抵のことは乗り越えられるという自信にも繋がったと思います。
新規事業計画作成の科目です。 事業のアイデア出しから、マーケティング手法、事業収支の算出まで、新規事業の立案に必要な一通りを体験できました。