BBT大学院入学前から多忙で、あまりプライベートな時間は持てていなかったので、BBT大学院に入学してからは必然的に影響を受けるのは本業でした。土日に自宅で行っていた論文を書く時間がなくなり、その代わりにBBTの勉強をしている状態でした。講義は、なるべく通勤の自家用車の中で聞くようにしました。修了した今は、本業の遅れを取り戻すべく頑張っています。
確かに在学中は、土日を勉強に充てることが多くなるため家族の理解も必要になるかと思いますが、絶対に土日がずっと勉強になる訳ではありません。他の学校では、授業の日時が決まって拘束されてしまうので、時間のあるときに集中して取組みたい私は、大変充実した学びを得ることができました。
受講するにあたり、まずは「何をやらないか」を決めました。全部をうまくできるほど自分が器用ではないと思っていたので、優先順位を考えた結果、プライベートを捨てました。独身の一人暮らしでしたので、難しくはなかったです。当時は仕事がとても忙しい時期で、大体終電orタクシーという時期でしたので、仕事を最優先として、休日と空き時間を学びに使いました。ですので、バランスをとったというより、私の場合は取捨選択をしました。
これまで土日は休んでいましたが、BBT大学院のカリキュラムを消化するためには土日のうちどちらかを学びに費やす必要を感じたため、週6日は仕事と学びに全力を使い、残り1日は休息に徹するようにしていました。
今までの生活の中から、計画性を高め、勉強の時間を捻出する事は勿論ですが、妻の協力なくして大学院生活の充実はありませんでした。妻には、大学院での生活を理解してもらうべく、あの手この手で話をしました。妻の納得を得られることで、良い負荷を自身に掛ける事ができました。
移動中の隙間時間を利用し、2倍速で講義映像を視聴していました。パソコンを用いてのアウトプットには、平日帰宅後の3時間と、休日10時間を使い、週35時間程度を要していました。この時間の確保のため、平日は、飲酒・テレビ・ネットの時間を削りました。ペースがつかめてくると、週末の夜には時間が取れるようになり、家族や友人と外食することもできるようになりました。とはいえ、休日に子どもと遊ぶ時間はとれず、寂しい思いをさせたと思います。その代わり、休校期間には、家族で旅行に行くことを償いとしていました。入学当初、寝不足になり、仕事中に眠くなったり、注意力が散漫になるなど仕事に悪い影響が出ました。そのため、睡眠時間をきちんと6時間確保することを意識するようにし、それ以降は仕事とのバランスも取れるようになりました。また、毎月、出張もありましたが、ネット環境があればどこでも学習できたので、問題ありませんでした。
時間は一日24時間です。それはBBT大学院に入る前から変わりません。なので、まず学びの時間を決め、その分これまでの生活から何を引き算すれば、学びの時間を得られるかを考えました。私は、仕事でも家族との時間でもない、個人で過した時間(趣味全般)、ながら時間(飲み会の2次会、3次会やダラダラ仕事)を全て、BBT大学院に使いました。何かを捨てないと学べないと思いました。
家族の理解と支えがなければ、到底2年で学位を収めることはできなかったと思います。学習スタートから半年くらいは、こちらもペースがつかめず、かつ夫も受講スタイルや学習スケジュール、負荷などがわかっておらず、お互いに不安と不満が溜まっていました。半年が過ぎ、1年次後期をスタートするところから、予定取得科目のスケジュール、試験期間などは全て夫とGoogleカレンダーで共有しました。また、何を勉強しているのかということも積極的に話しました。夫にも早めに仕事やプライベートの予定を共有してもらい、時間や曜日をやりくりしながら二人三脚、ちょっと夫の負荷高めで、家事や子育てを乗り越えました。
学習、家族、仕事をバランスさせるために何か特別努力した意識はありませんでしたが、気が付いたら自然に朝方の生活リズムになっていました。今まで、平日に家族と一緒に夕食をすることがほぼ無かったのですが、朝方の生活リズムになったことで帰宅時間が早くなり、家族と夕食をするのが当たり前になりました。よく考えてみると、仕事のメリハリをつけれるようになったのだと思います。そう思うと今までダラダラ仕事していたのだと思いますし、会社帰りの「一杯」の時間が本当に勿体ないと感じるようになりました。
遊びながら勉強のことを考えているとウツロになります。それは周りの家族に迷惑です。会話が成り立たないからです。そこで、勉強する時は外の図書館などで行い、帰宅時間を決めて集中しました。そうすることで家族と遊んでいる時は、勉強のことを忘れることができるようになりました。それでもかなり家族には負担をかけてしまいましたが、ウツロになる時を大分減らせたかと思います。あと、私は朝4時に起きて勉強していたので、家族が寝ている朝の時間を有効活用しました。