IT専門家という狭い領域にいた自分を広い世界に誘ってくれました。広い範囲でそれぞれ筋道の通った実業で培った各教授陣の英知を学ぶことができたのが大きいです。会社の中でも何か話がきても、この話はBBT大学院で学んだあの話と対比するとこうだ、などと考えることができるからです。仕事が慣れてきた30代のうちに、経済、経営に関して体系的に勉強することの重大さを身にしみて感じています。この経験が無い状態で、今の会社の中の自分の立場でいた場合に、どうなったか考えると寒気がするくらいです。
さまざまな実務家の先生方の言葉は、説得力があり、多くの学びがありました。また、苦しく楽しい学びの時間を共にした同期生との交流はかけがえのない財産になっています。
AirCampusでの発言には、議論を発展させていく上で発言の根拠となるファクトをしっかりと提示することが求められます。最初はファクトの収集に時間がかかったり、場合によってはファクトを見つけられずに試行錯誤することもありましたが、徐々に慣れてくるに従い、発言を通じて自分の考えが深く多面的になっていくのが実感できるようになりました。また、サイバー大学院とはいいながらも、スクーリングや学生同士でのグループワークなどを通じて直接学び合う機会も少なくなかったので、大変満足のいくものでした。
一切、先入観は持たない。常に頭の中は真っ白なキャンパスの状態で準備を整えておき、何が入ってきても受け入れ可能な状態にしておく。この心構えは難しいことですが、私の目標でした。また、大学教授というと分析したり評論するのが当たり前だと考えていましたが、実践学を徹底したBBT大学院の方針により、このような先入観は木っ端みじんに吹き飛びました。これからの教育は、社会における実践を前提としたカリキュラムでなければならないと強く感じています。
キャンパスに集まって講義を聴くのもいいですが、年代や環境が同一の場合が多いようです。大学の2部にいたときも、昼間アルバイトをする学生と企業に勤める学生はあまり話をしなかったように思います。BBT大学院では、海外勤務をしている学生もおり、多角的な議論、多種多様な業界、ユニークな体験に話が及ぶので、議論自体がエキサイティングでした。私も自分の得意な航空機や国家戦略に関する話題では、少しでも貢献しようと、投稿したり、レスを付けたりすることを心がけました。BBT大学院での議論は、give and take というよりも、“give and give” brings me big crops. だったように思います。
遠隔教育ということで孤独に勉強していくというイメージを入学前には持っていました。しかし、いざ入学してみるとAirCampusを利用した活発なやりとりが行われていて孤独感を感じることは一切ありませんでした。また、AirCampusへはいつでも書き込めていつでも見直すことができるので海外にいても不自由さを感じることはほとんどありませんでした。
初めてAirCampusのディスカッション画面に投稿したときに大前学長から直々に返事が来たのを今も覚えています。なぜなら「???」としか書いていなかったからです・・・。ショックでした。
適当な発言を書いたら即、教授陣・クラスメートから突込みが入るのだと気づきました。逆に、時間をかけすぎると、送信ボタンを押す(心の)準備ができたときには優秀なクラスメートらからすでに何十もの投稿がされていて、自分の内容はすでに的外れで時遅し・・・ということも。
議論が世界各国をベースとするクラスメートから寄せられるので、24時間体制の議論には2年間気が抜けませんでした。一夜明けると未読の投稿が100を超えていることも多々ありましたが、世界で活躍するためのリソース、環境がそろった教育内容と方法だと思いますし、やりがいも大ありです。
刺激的かつ日々刻々と自分が変わってきているということを実感できる教育でしょうか。
それぞれの科目が進行するにあたり、講義の進行だけでなくAirCampus上でのクラスメートとのやり取りを通じて、むしろスピード感をもって学習が進行する(せざるを得ない)感じがします。
駐在期間中に学んでいたためかもしれませんが、相当辛かったです。ですが、オンラインですので24時間いつでもどこでも勉強ができる、という観点でいうと、辛かった中でも自分の時間をしっかり管理する能力も身についたと思います。
問題の本質は何か、ということを考え抜く力を与えてくれる大学院であったと思います。また、オンラインを使って時間を有効に活用して勉強ができる環境であることも素晴らしい点であると思います。通勤時やちょっとした待ち時間にモバイルツールを使い勉強することができます。