駐在期間中に学んでいたためかもしれませんが、相当辛かったです。ですが、オンラインですので24時間いつでもどこでも勉強ができる、という観点でいうと、辛かった中でも自分の時間をしっかり管理する能力も身についたと思います。
問題の本質は何か、ということを考え抜く力を与えてくれる大学院であったと思います。また、オンラインを使って時間を有効に活用して勉強ができる環境であることも素晴らしい点であると思います。通勤時やちょっとした待ち時間にモバイルツールを使い勉強することができます。
BBT大学院は、2005年に設立されてから学生が学びやすいように試行錯誤され、学習システムなどがどんどん改善されているので、とても学びやすかったです。学生の声を受け止めて、これほど改善に積極的な大学院は他にはないと思います。最近、BBT大学のLA(Learning Adviser)をさせていただくことになって、ますます学びやすいシステムに変革していることに驚きました。
遠隔教育のため、最初クラスメートと人脈ができるかどうかは非常に疑問に思いましたが、実際はとても深い絆ができています。現在起業しているパートナーもBBT大学院の仲間ですから、志や理念など一番重要な部分がすでに共有されており、問題が発生する時に話が非常にスムーズに進みます。また、世界中のBBT仲間とつながりがあって、仮に会ったことがない方と会う時にも話が簡単に盛り上がります。BBT大学院で受けた教育は正に人生の宝です。
最高の実務家による実践的な講義もさることながら、アウトプット主体の学習スタイルが効果的でした。いかに素晴しい講義を受けても、インプット主体だとどうしてもその場限りになってしまいますが、考え方や知識は「使えてナンボ」です。BBT大学院での実践的なアウトプット訓練は、考え方や知識を実際の現場で使えるものとするうえで大いに役立ちました。
また、リアルの教室での議論では「思いついたことの言いっぱなし」になりやすいですが、AirCampusでの発言はテキストで、しかもロジックツリーの形で振り返ることができるので、自分自身の思考プロセスを可視化するのに役立ちました。時間や空間の制約もないAirCampusは最高の思考ツールだと思います。
これは実際にやってみるのと外から見ているだけでは全然異なるのですが、正直言うとものすごくハードです。生半可な気持ちでは卒業できないでしょう。
しかし、真剣に取り組めば、必ずリターンが返ってきます。通常の通学式の大学・大学院では、教授の授業を聴き、その授業の中でディスカッションがあるかないかです。しかし、BBT大学院では24時間ディスカッションが可能。また、文章としてディスカッション内容も残りますので、中途半端な発言はできません。調査し、その事実をベースに、発言内容を論理的に書き、ディスカッションを繰り返すことにより、自然と「最適解を導き出す力」が鍛えられ、知らぬ間に成長していました。AirCampusという遠隔教育のシステムがなければこういったディスカッションも難しかったと思います。
自分で積極的に取り組むことで結果、深い学びができる講義スタイルであることがとても良いと思いました。そのような講義スタイルの中で勉強をさせて頂いていることで、必然的に実務で役立つ力を身につけることができました。
大前学長をはじめ、これだけの一流教授陣の講義を集中して受講できたのは、たぶん一生でもこの時期だけなのではないかと思います。それだけ密度の濃い学びでした。出張も多かったのですが、どこにいても同じ環境で講義を聞き、クラスの仲間たちとディスカッションをすることができるのが有難かったです。時にはAirCampus内にあるサロンでくだらない雑談に花を咲かせたのもいい思い出です。
自分が学んだスキルが現在の業務に即、活かせているというのが満足するところです。それぞれの科目における知識レベルの向上もさることながら、考えるベースとなる論理思考がしっかり2年間で身に沁み込みました。問題発見思考から問題解決思考へとファクト情報から仮定して結論を自ら導き出す力、知識を知恵に変える力が付きました。また、サイバーでの講義・ディスカッションは個人の時間管理のもとで遂行できるので、業務を持ちながら学習する社会人にとってはペース管理ができ、有効で有難かったです。
大前研一ライブの視聴や、RTOCSはもちろんですが、他の科目にも共通して、取り上げるネタが新しくてリアリティがあるということが言えると思います。それはBBT大学院の方針や充実した教授陣によるものでしょうが、そのおかげで意欲的に学習に取り組むことができました。