自身は飲食業での経験が長い事から、議論や会議になると勢いや声の大きさ、話し方の上手さで方向性が左右されることがありました。しかし、テキストベースで行う議論においては、話す機会は皆平等。話す事が苦手なメンバーの考えにも触れる事ができ、議論の幅は広がります。更に様々な業種の方の考え方も交じり合い、今までの環境では得る事ができなかった議論の深さを体験する事が出来ました。また、文面で物事を伝える難しさは、自身が如何に勢いや声の大きさ、役職パワーに頼っていたのかが分かった事も学びとなっています。
実践型とは聞いていましたが、ここまで即実践で生かせるとは思っていませんでした。実践的というと、小手先のスキルととらわれがちですが、BBT大学院での学びは、体系的な理論と経営者としての心構えに支えられたものであり、自らが深く考えることも要求されます。それゆえ、そこから導き出した考えは、ただのスキルではなく、自らの言葉となり自信をもって発することができます。そういった意味では、すでに組織を持っている人、組織を持ちたいと考えている人に向いている学び舎であると思います。
私は大学も通信制に通いました(BBT大学ではない)が、BBT大学院に孤独な戦いはほぼありません。だからこそ、独学では学べない多くのものを学べた、得られたと実感しております。多様な人間が、真剣に議論し合える環境は、少なくとも会社には存在しないと思います。
いつでも自分のペースで自由に学習が進められる環境が最大の特徴だと思います。オンライン教育ということで、クラスメートとの交流についても心配していましたが、卒業した大学時代よりも濃密で高品質な学習時間を通し、多くのかけがえのない友人たちができました。多くの科目では、スクーリングがあり、教授陣から直接指導を受ける機会もありました。講義を聞くだけではなく、必ず自分の考えをまとめてディスカッションにアウトプットしなければならず、このインプットとアウトプットのトレーニングが非常に自分の力になっていると思います。
入学する前「サイバー(オンライン)で学ぶことに抵抗が無かったか?」というと、正直ありました。実際にやってみると、有名企業のトップの方や、起業家の方々が講師やゲストとして、リアリティ溢れる話をたくさん聞けることができ、実のある講義を受けることができました。サイバーだからこそ、有名な方々から直接学べるところがBBT大学院の魅力の1つだと思います。
会社で働いていると、理想や自分の信念を曲げなければならない曲面に悩むことが多くあります。しかし、そう言った時にBBT大学院の講義を聞き、仲間とディスカッションすると、自分の信念は間違っていなかったと思い直すことができ、自信を持って仕事に取り組めるようになるケースが多々ありました。
実践的なテーマを数多く受けることができたことと、様々な背景を持つクラスメイトと関わることができ、他では代えがたい経験となりました。また、自分の考え方を表現する方法を学んだこと、経営に関わる包括的な学びを得たことで、自信につながりました。卒業をしても、クラスメイトとの交流は続き、学びに終わりがないことが、楽しく、刺激的に感じます。
一企業に属していると、社内ルール・価値観に基づいて行動することが多く、個人的な違和感を感じることもあります。しかし、BBT大学院で業界標準のルール・価値観を学び、様々な分野の他企業のクラスメートとのディスカッションを通じて、一企業の価値観に捕らわれない、公平な立ち位置で物事の判断をできるようになりました。
学び舎というと、教授が教えてくれるというように思いがちですが、BBT大学院では自ら学ぶという姿勢が必須です。特にクラスメートとのエアキャンパス(AC:自分の考えを投稿するプラットフォーム)を使って切磋琢磨して学んでいく際には自分の考えをしっかり述べる必要があります。会社では「誰が発言したのか」が大きな比重を占めることもありますが、ACでは「何を発言したのか」が最も重要であり、本質的な議論が交わされることになります。受身の学びにならないためにもACは非常に効果的だと考えます。また、決まった時間に講義を受講したり発言したりする必要はなく、自分のペースに合わせた学習が可能となるところも忙しいビジネスパーソンにとっては有難いことです。しかしながら、ACは24時間稼動しているため、油断していると大変な状況に陥ることもあり、計画的に勉強を進めないと授業についていくことは難しいかもしれません。
MBAの知識を学ぶ目的であれば、BBT大学院でなくても良いかもしれません。
BBTでは、AirCampusによる文字でのコミュニケーションが主体ですので、身振りや雰囲気で相手にわかってもらったり、状況を察してもらうことは不可能です。
その為、的確な文章で質問すること及び質問に回答することが求められます。
この経験が、業務におけるメールの質を高め、理解度の向上や、説明の為に実施する会議を削減することに繋がりました。
日本ビジネススクール・ケース・コンペティション(JBCC)に参加した際にも、審査員の質問に対して簡潔かつ適切に回答することができたのも、AirCampusで 議論した成果だと思います。他のビジネススクールの学生は、冗長な回答が多かったのが印象的でした。