業界の競争力が加速する中で、危機感を強く感じ「自身の経営的能力を向上させたい。」という思いが強くなりました。日々の仕事は環境変化が著しく、競合他社との競争に勝ち抜くために、経営的な考え方と問題解決力を実学として実践的に身につける必要性を強く感じていました。独学での限界を感じていたのだと思います。論理的な思考力・問題解決力・構想力を身に付け、顧客に新たな価値を提供できるような一流のビジネスパーソンとして踏み出したい、という思いが強くありました。
新卒として現在の会社に入社し、初任配属は比較的多忙な現場でした。入社2年目頃までは、実務を日々こなすことで精一杯でしたが、徐々に仕事に慣れ、自身の総合職としての役割の在り方や、物流現場の改善に強い思いを抱きました。その反面、自身のスキルやマインドセットでは、実現は難しいと考え、大学院への入学を決意しました。
今考えれば、ロジスティクスやSCMを専攻するという道もあったと思いますが、その当時からの考えとして、日々の改善では抜本的な解決に至らないのではないかと考えていたため、より企業経営活動を包括的に学ぶことができるMBAを取得することを考えました。
社内外でグローバル化が進んでいる中、英語を使った業務(翻訳)に携わっているものの、グローバルとは程遠いスキルしか持っていないのではないか、という危機感を抱いたのが大きな理由です。また、売上や利益といった数字とも縁遠い部署でもあったので、将来マネジメントする際コミュニケーション力のみならず、数値、事実から自身の解を導き出す論理的思考力も身に付けておきたいと考えた点もMBA取得のきっかけとなりました。
開発職として就職以来、さまざまな経験をしましたが、その他のビジネスに関する仕事についてはほとんど知らない状態でした。自分の仕事の幅を広げてもっといろいろな仕事や経営に関する事が分かるようになりたいということがきっかけでした。資格等についてはいろいろと検討はしましたが、体系的にビジネスを理解できるのはMBAではと思いました。特に経営については以前より興味があり、MBAの取得を目指しました。
自身の現状の能力や日本の未来を鑑み、将来に大きな不安を感じていました。そのような状況で、自分が夢中になれ、世間から認められる能力を身に付けなければならないという強い危機感を持っていました。
そのような気持ちを抱きながら、自己流で勉強する中で、経営に興味があることに気が付き、MBAを取得したいと思い始めました。
大学卒業後、最初の5年間営業現場で経験を積んだ後、いずれの会社でも新規事業開発、新商品発売、スピンオフなど常に新しい業務に巻き込まれる機会に恵まれました。海外の本社や多国籍スタッフとやりとりする経験から、世界標準で競い合える実力とそれを証明する学位を獲得したいと考えました。
当時、管理職に昇進したばかりで、業務へのアプローチも“事業経営”という一段高い視点から業務に携わることを求められるようになっていました。ですが自身にその業務に見合う知識や経験がなく、「戦えるようになるための学びの場」を求めていました。また、リーマンショック等社会に大きな局面変化が訪れていたことも契機となりました。今思うとMBA取得は自分が今後生きていく上での“軸探し”だったのかもしれません。
以前の職場は官僚的組織であったため、自ら考え尽くすということなく、しばしば思考停止状態に陥ることがあったため、危機感を覚えました。「自らの置かれた職場環境に不平不満を述べていても何も変わらない。自身が変わらねばならない」という思いが強くなったのがきっかけです。正直なところ、その解決手段としてMBA自体に固執していたわけではありません。次の問いに対する回答と同様ですが、「知識を身につける」というよりはむしろ議論を介して「考える力を身につける」といった特徴を持っていたのが、MBAも取得できるBBT大学院だったというわけです。
父が中小企業を経営した影響もあってか、小さい頃から経営というものに漠然とした興味を持っていました。研究開発者としてのキャリアの中でも、その枠にとらわれずに組織やプロジェクトをマネジメントする仕事をしたいと考えていました。また、時が経つにつれ、自分の中の軸のひとつとして「グローバル」が加わってきました。その結果として、将来的な自分のキャリアビジョンが“幅広いチーム構成から成るグローバル組織を取りまとめて成果を出す、グローバル・プロジェクト・マネージメントに携わること”として固まってきたのです。
ビジョンと現状とのギャップを分析した結果、開発すべき要素が少なくとも2つありました。ひとつはグローバルな視点での情報収集力と交渉力を含むグローバルスキルセット、ふたつめはビジネス全体の成り立ちと運用に関する知識・実力です。これらの要素を身につけるための手段として、MBA取得は合理的なステップと考えました。
入学当時は、どちらかというと、MBAを取得することが最終目的ではありませんでした。それよりも、起業するために大前先生の考えを身につけ、経営のスキルを学ぶということが私のゴールでした。その結果としてMBAをいただいた、と言った方が私の場合はより正確です。もちろん、多額の自己投資をするわけですから、見返りとして学位はあればそれに越したことはないですが、本気でMBAを意識し始めたのは卒業研究に着手した3年目になってからです。最終年に事業計画書を書き始めて、初めてMBAを手に入れたいと意識し始めました。結果的には、大前先生のスピリットを経験し、ほしい学びをすべて手に入れることができ、その結果MBAもいただけたので、ベストの結果に落ち着けたと思っています。