業務に支障を来たさない事は勿論ですが、家庭(特に妻)には苦労を掛けたと思います。平日はなかなか時間が取れなかったので学習は土・日に集中していました。家族には苦労や寂しい思いをさせてしまいましたが、家族の支えがあったからこそ最後までやり遂げる事ができたのだと思います。家族には感謝の気持ちでいっぱいです。
日々の仕事を効率的にこなすことは当然のことですが、月・週・日単位でどの程度仕事が忙しいのか、ということをしっかりと把握することで、比較的余裕がある時期に事前学習を行い、講義が初見にならないようにしました。特に『アカウンティング』と『コーポレート・ファイナンス』は苦手意識を持たないように、春期休暇中に入門書を数回読んだり、Air Searchで同様の講義を視聴するなどしました。
入学初年度は第2子妊娠が判明するも経過が悪く切迫流産、出産後も持病の右肩亜脱臼の手術を後期試験中に経験しました。そのため初年度は履修科目0という最悪の結果で、学びたくとも家族の理解を得る難しさを身を以て体験しました。しかし、どうしても入学した以上は絶対に卒業したかったので、産休から復職後の在学2年目より早朝に学習時間を確保するよう努めました。私は義両親と敷地内同居をしており、はじめはBBT大学院のことを隠していたのですが、課題を優先するあまり家族行事への参加ができていなかったことで、度々誤解を招いてしまいました。そこで卒業しようと決めた最終年度開始直前に義両親へBBT大学院のことを打ち明け、理解を得ることにより、家事・育児のサポート体制を受け、無事に卒業することができました。また、勉強ばかりだと息が詰まるので、週に1~2回ヨガ教室に通うことで定期的な心身のリフレッシュも図っていました。
在学中は、プライベートと学びに関しても1カ月分のスケジュールを毎月作成して、家族との時間や学びの時間を効率的に捻出するようにしました。家族にもスケジュールを見せ、協力してもらいました。それによって、仕事に関してもしっかりとしたスケジューリングができ、しっかりとけじめを持った生活になっていたと思います。家族と予定を話す事はコミュニケーションを円滑にすると良い効果もありました。
当初は、仕事と学びの両立が不安でしたが「学びが仕事に活き、仕事が学びに活きる」。このような循環が出来上がり、相乗効果を産むことが出来ました。当初は、勉強時間を確保すべく、ギリギリの精神状態で立ち向かっていましたが、追い込まれた状況で考えることで、今までの限界を突破し、生活習慣が変化してきました。
そして、時には、勉強に向かうことが辛い時もありましたが、とにかくBBT大学院の図書館に行き、とにかく勉強するしかない状況を作り、勉強時間の確保に努めました。このような経験を経て、少々の負荷では心が折れないたくましさが身に付きました。
BBT大学院で学んでいるからと言って、仕事が疎かになることは本末転倒であり、絶対にしないと誓って進学しました。家族に対しては、入学決定時に妻からの大きな支援が得られていたこともあり、正直一番犠牲になってもらうことになりました。というのも平日遅れがちな受講進捗をキャッチアップするために週末はほぼPCの前に釘づけとならざるを得なかったからです。公私ともに、オンとオフとをはっきりさせることを公言し、とにかく24時間のタイムマネジメントを充実させるよう心掛けました。
当時、幼い娘がおり、妻と娘の負担をいかに最小化するかを意識しました。朝の時間や通勤・移動の時間を活用し、極力土・日のどちらかは家族との時間にあてられるよう自己マネジメントを心がけました。結果、それでも家族に負担をかけてしまうこともあり、心苦しい部分もあったのですが、何とか家族の理解を得て2年間学ばせてもらいました。
皆さんへのアドバイスとしては、「家族の理解を得てこその学び」ですので、とにかくそのための「姿勢」と「対話」を継続させることですね。
入学当初は帰宅後の深夜や、早朝に起床するなどし勉強時間の確保を試みました。はじめのうちは生活のペースが乱れてしまいましたが、気が付くと通勤中、職場での昼休み、帰宅前のひと時等に勉強時間を重点配分することにより、リズムを掴むことができるようになりました。
何か新しいことを限られた時間制約のある生活の中に組み込むには、基本的に方法は二つしかありません。今やっていることの一部を止めるか、もしくは個々のイベントを効率化するかです。実際にはこの二つを組み合わせてバランスをとることになります。
具体的には、睡眠時間は多少削る必要がありました。朝型・夜型両方試しましたが、結局朝は起きられずに夜寝る時間を遅くにしました。また、週末の一日は集中して勉強する時間に充てました。一方で、日曜日は完全にオフにし家族と時間を過ごすなどして、メリハリをつけることにも気をつけました。
あと、忘れてはならないのは家族の協力です。幸い妻も子供も、私のやっていることに理解を示してくれ、例えば勉強に集中しているときには邪魔にならないようにするなど気を遣ってくれました.家族の支えがなければ修了は難しかったといえるほど、これは大切な点であり、本当に感謝しています。
仕事とバランスを取りながらきちんと勉強したのかというと、決してそうではなかったです。時間はあったはずなのですが、夜になっても勉強していないことはよくありました。なるだけ朝夕の通勤時間にモバイルで授業を見て、土日祝日に投稿するように努めました。けれども、授業を消化することが中心となり、決して十分な投稿やディスカッションができたわけではありませんでした。しかし、私にとってはBBTは心の支えだったので、仕事で悶々としている時の「逃げ場」のような存在でした。職場や会社の人間関係で納得いかないことがあるときに、BBTは私のネガティブな思考をポジティブに変えてくれました。その意味では、会社での仕事に追い詰められることなく、BBTで心の栄養をもらいながら、仕事を続けられました。私の場合は、「仕事・家族とBBTとのバランス」というより、「BBTのおかげで自身の心のバランスが保てた」と言えます。