私は元来、短期集中型(飽きっぽい性格)というのもあり、ひとつのことに集中するのは得意でした。
しかし、1年目の後半からは、複数科目の勉強をしながら仕事も手を抜かないこと、そして生まれたばかりの子供の世話と家族のケアなど、やることが一気に増えた時期になり、非常に苦労をしました。
その中で、本気で留年をしようか悩んだ時期もありましたが、ここで自分を引き上げてくれたのは、同級生でした。
大変なのは皆同じ。まだ結果も出ていないのに諦めるのか?やるだけやって駄目でも誰も笑いはしない。
そう自分の気持ちを奮い立たせてもらったことで、辛い時期を乗り越えることができたことは、本当に感謝しています。
BBTの同級生。オンラインなのに誰よりも近い仲間達で、卒業後も変わらず切磋琢磨できる関係を続けられています。
時間が限られているので、とにかく限られた時間で最大限の成果を出すことに苦労しました。RTOCSに取り組んでもいつも情報集めに時間を取られ思考が発散しすぎる。どこで収束させるか。収束させたものの、本当にこれで良かったのか?MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)に考えていても何か抜けてないか?なんて堂々巡りでいつもギリギリまで悩んでいました。でも今となっては毎回そうやって悩みながらもアウトプットを出したことが自分の力になっていると思います。
在学中の2年間共に、7月末から8月中旬にかけて、燃料電池車のアメリカでの走行、市場適合性確認のために海外出張していました。
当然ながら海外出張前は仕事多忙で講義未受講がたまっていました。
スーツケースの中には分厚い参考図書をたくさん入れ、飛行機内ではIPADとMyPCを持ち込んで、機内Wifiにつなぎ、講義受講と、ディスカッションへの投稿をしていました。
現地での仕事後はホテルに戻り、必死で勉強をしていました。ロサンゼルスのホテルで学長講義の最終試験を受講し、ラスベガスのホテルで、誘惑にも負けそうになりながらも、斎藤顕一先生の問題発見思考の最終試験を受講しました。
2年次の卒業論文は、飛行機内でラストスパートをし、機内で最終提出をしました。
この経験を得て、「何とかなる」、「時間が無いというのは言い訳にすぎず、工面すれば勉強時間は作れる」と改めて理解し、少し自信がつきました。
英語力をつけることでした。周囲にネイティブで英語を話す人がいなかったので、外部に英語学習の環境を求めました。また、自分自身でも極力英語を使うように工夫し、レアジョブによる英会話や、BSニュースを英語で視聴したりしていました。
各教科を学ぶ上で自分の目標を「単位の取得」に設定する場合と、「自分の納得いくまで理解すること」に設定した場合とでは学習に費やす時間が大きく違ってきます。やるからには後悔しないよう自分が納得いくまで学びたいと考えていましたが、時間的制約や自分自身への甘えがあり、納得いくまで勉強できなかった科目もありました。2年間を通じて自分に打ち勝ち、妥協することなく取り組んでいくことに一番苦労しました。
時間管理です。2年次のピーク時には5つか6つの科目が重なっており、本当に厳しい状態でした。読まなければいけない本も英語なのでどうしても時間がかかり、レポートを書くのにも時間がかかります。そのため、ランチ時間、通勤時間、睡眠時間を勉強に充ててなんとか乗り切りました。家族のサポートに加え、そこを乗り切れたのは同期のサポートがあったから。Facebookでレポート締め切りをアラート出し合ったり、励ましあったり。あいつには負けたくないとか、あいつがやってるんだったら俺もやらなきゃということで乗り切れた部分は大いにあると思います。
インターネットが不安定な国にいたため、聴講がスムーズにできなかったり、インターネットでの資料検索に時間がかかったりと苦労しました。BBT大学院では事務局のサポートがしっかりしており、不便な環境にいながらも全ての過程を終えることができました。
学習時間の捻出にはやはり苦労しました。学習時間は、月曜日から金曜日までは毎日3時間、週末土日に5時間ずつという風に、週25時間位でした。講義毎にディスカッションでの最低発言回数が決まっているので、自分の回答をまとめるまでの情報収集に、かなりの時間を費やしました。家にいる時間だけでは足りないので、仕事の移動時間に車や電車の中で、タブレット端末にダウンロードした講義を聞いたりすることもして、時間を捻出しました。
講義の認証がパソコンがないとできなかった点が悩ましかったですが、いまはiPhoneでもできるので問題ないかと思います。
大企業に入社しこれまで自分自身で経営課題を洗い出し戦略案を結論づけることなど全くしてこなかった自分にとって、「あなたが経営者だったらこの会社をどうするか」といきなり言われても、はじめは正直「どうすればいいかわからない」というのが本音でした。しかしBBTの学びを進めていくにつれ、クラスメイトのイノベーティブな結論にも触発され、「もっとイノベーティブな結論を出さねば」と思うようになりました。右脳で考え抜いても左脳が冷静にブレーキをかけ結論を導き出せず、明けていく空を見上げて「もう、嫌だ」と悲嘆に暮れた日々もありましたが、そのおかげで自分自身で戦略案を描けるようになりました。