前述の通り、仕事や家族とのバランスでした。課題提出日が重なるときは徹夜の時もありました。また受講時期は子どもが生まれるなど家族イベントも非常に多く、どうしても両立することができない時もありました。そのなかでも家庭事情に応じてBBT大学院でサポートしていただいたので、卒業までたどりつけたのだと思います。
まずは仕事は時間内に必ず終わらせる事に集中しました。多少終わらなくても無理やり終わらせていました。そうして勉強時間を確保していました。時間が無いというのは「一番ダメな言い訳だ」と念じながらやっていました。
苦労と言いますか、私の場合にはすべての内容が新しくかなりのインプットはできたと思うのですが、これをどうやって自分自身のアウトプットにつなげていくかという答えがなかなか見つからなかったことです。これは自分自身の問題ではありますが、今後の課題でもあります。
オンラインとはいえ、想像以上に仕事と育児との両立はつらかったです。講義の視聴は移動時間にこなし、お昼時間・深夜に投稿を行うのですが、まとまった時間がとれないとアウトプットの質も高めるのが難しいのでその時間をどう確保するのかが一番苦労しました。
AirCampusでのディスカッションにクラスメートがどんどん投稿していくので、全てを読み切ることはほとんど不可能でした。今思い返せば全部読もうとすること自体に無理があったと感じていますが、当時は全部読むよう努力しており、大きな労力を費やしていました。
時間の創出です。仕事も忙しく夜中までかかることも頻繁だったため疲れている中で時間を創出するのは苦労しました。また、私は読書スピードが人より遅いため、情報のインプットに人よりも時間がかかり大変でした。モバイル環境が整備されていることがBBT大学院の特徴ですが、私はブラックベリーユーザーだったこともあり移動時の勉強時間が割けなかったことも痛手でした。2年時にiPad miniを購入し飛躍的に楽になったため、早いうちに気づくべきでした。
各科目の最終試験は、試験期間が1-2週間あるので、早めに計画をしていればなんとかなったのですが、毎週のRTOCS(Real Time Online Case Study)の提出は、本業の書類の締め切りと重なったりしても提出する必要があるので、時間が取れないときはとてもつらかったです。最後には、どうしても忙しい時の手の抜き方を覚えるようになってしまいました。
財務諸表も読めない、経営的な視点をほとんど持っていない状態で取り組み始めたRTOCS(Real Time Online Case Study)が最も苦労しました。毎週1週間という非常に短い期間で情報を集め、その中で論理を組み立てて解決策を提示していくことはなかなか慣れませんでした。しかしここで学んだ最も重要なことは、得られた情報でいかに決断していくか、ということです。情報収集のスピードも上がりましたが、得られた限られた情報からどのように分析し、どう決断したのか、という訓練は自分の糧になりました。
在学中は子供の誕生や2回の転職、1回の海外移住など、大きな決断が何度かあり、在籍期間最長の5年間での卒業となりました。2年~3年で卒業していく同期をお祝いし、新たなBBTの仲間との出会いもあるものの、ふとした瞬間に一人置かれた孤独な学びに投げ出してしまおうと思ったのは、一度や二度ではありませんでした。しかし、この孤独を支えてくれた同期のクラスメートやオフラインでの会議(という名の飲み会)に何度救われた事か。在学中に出会った苦楽を共にしたかけがえのない仲間に出会えたことに今では感謝しております。
グループワークが難しかったです。AirCampusだけだと、どうしても個々のアクセス時間がずれてしまい、共同で作業しづらいケースがありました。そのため、Skypeを活用したミーティングも実施しました。なお、クラスでBBT外のマーケティングコンテストにもチャレンジしたのですが、この時もSkypeを活用しました。AirCampusとSkypeを駆使し、深夜まで議論したことを覚えています。その時は、北海道、広島、ベトナム、石川というバラバラの居住地に居ながら、プレゼン資料をまとめ上げました。苦労しましたが、良い思い出の一つです。