毎日会社の仕事をやりながら、2年間でBBT大学院を卒業するのはかなり大変でした。通常の業務が終わってから、家に帰って、勉強を始めるのは大体夜10時以降になります。従って、勉強の時間を確保するには、睡眠時間を削るしかありません。お蔭で、この2年間のコーヒー消費量は3倍ほど増えました。
仕事と学習の両立が一番難しかったです。仕事が終わってから学習するので、気力と体力を継続させながら時間を確保してなんとか取り組みました。また経営についての予備知識がほぼ無く、初めて考えるテーマが多かったのでディスカッションに参加するのに苦心しました。2年で卒業すると決めていたので複数の科目の課題や試験が重なった時は特に時間がなく厳しかったですが、振り返るとどんな場面でもあきらめずに取り組む姿勢が養われたと思いますし、基礎や手法を学ぶことはしっかり出来たと実感していますので、後は自身で学び続けることで成長できるようになったと思っています。
ギリギリのタイムマネジメントが毎週求められたこと。一息付けるのは、文字通り、RTOCS提出期日の日曜夜8時から、次のRTOCSのテーマが発表される22時半までの2時間半のみ。寝食・仕事以外の時間全て、学ぶ時間に替わっていきました。最も忙しい時期は寝る間を惜しみ、3時間睡眠で、兎にも角にも、きつかったですが、同時に知的好奇心を駆り立てられ、毎日がエキサイティングでもありました。
試験期間は身を削る思いで日々を過ごしました。課題内容に対してどのように自己表現するのか、どのように論理を構成するのか、こういったことを考えているうちにすぐに提出期限が迫ってきます。追い込まれるとなかなか大変な状況にはなるのですが、一方で不思議と逆境に追い込まれるほどブレークスルーの考え方ができたりするものです。そしてそういった内容ほど良い評価がつきました。逆に提出期限まで余裕があり、ささっと提出した課題ほど良い評価ではない、というのもまた事実としてありました。やはり人間たまにはトコトン考えて知恵を絞り出すということが大事なのだと感じてなりません。
日本語を使わない環境で生活している私にとって、BBT大学院で勉強することは確かに大変です。投稿するたびに何回も修正しますから、時間も随分かかります。どのように時間を配分するかが課題になります。細かい時間を有効活用しなければならないと感じています。時間の大切さを再認識しました。正直に言って、BBT大学院での勉強は簡単なことではないですが、日々の限られた時間を大切にし、頑張って勉強することで、生活は本当に充実していました。
殆どの学生が社会人として受講しており、仕事や家庭を持っている状態です。私も仕事をしながらの受講でしたが、突発的な業務や用事との両立が一番苦労しました。
一番追い込まれたと感じたのは、卒業研究での教授との指導日に突発的な案件が入ってしまったことです。どちらもその日に対応しなければならないのですが、やはり仕事あってこその学業です。
当日に教務課に連絡をして急遽電話での指導に切り替えて頂き、仕事に穴をあけずに指導も受けることで対応しました。
卒業研究の指導を受けないと卒業が出来ない為、あの時は一瞬卒業がダメになるのではないかと頭をよぎりました。
時間管理です。講義のスピードは毎日着実にこなしていけば何とかなりそうなのですが、そこに外乱が入り思うように行かないことがありました。どうしても睡眠時間を調整する方向に流されてしまいます。妻は朝になると「ああ、またまた寝てないんだろうなぁ」と私を観て感じていたそうです。講義や課題に時間を費やした上に、後付けで眠ってしまうので、イベントに同行しなかったり家族にはかなり負担をかけました。家族のサポートなしでは達成できませんでした。
入学当初、自分以外の周りの同級生は、皆さん優秀で知識も豊富で、レベル差というか実力差みたいなものを感じて、委縮していました。しかし、周りの人と比較してもキリがないと考え、気にしないように心がけました。昔の自分と比較して、少しでも成長したと実感できる事があれば、それが1番だと思うようになってから、少し気持ちが切り替えられるようになりました。
出張の多い職種のため、学習環境を持ち運べるBBT大学院は非常に好都合でした。出張の移動中などはかえっていい勉強の時間となりました。苦労と思うようなことはあまり思いつきませんが、敢えて言うならとにかくすごい量のクラスメートの発言についていけるだけのスピードが自分には不足していたという点です。
私の同期の院生はAir Campusへの投稿数が大変多く、読んだり、返信する対応に時間が取られ大変でした。
入学前は授業へのディスカッションが乏しいものと考えていましたが、実際には過剰でした。
それでも通勤時間や、会社の昼休み等でも対応できるのはBBTならではです。中には子供の運動会に参加しつつ、その途中で返信してきた猛者もいました。