自分の意思で始めたことですから。特に苦労したと思えることはありませんでした。
講義の終わりには、最終試験が待っています。科目の選択の仕方によって最終試験の期間が重なってしまうこともあります。自分で好きな科目を選んだ訳なので何とも言えませんが、最大4つの最終試験が重なった時はさすがに辛かった覚えがあります。苦労はしましたが全最終試験が終わるとスッキリしますし、最後は何とかなりました。
健康管理には十分に配慮していたのですが、2年次以降やや体調を崩すことが多くなり、健康維持管理には苦労しました。ただ、学習内容がたいへん興味深いものであったため、勉強それ自体が健康維持に役立った側面もあります。学習内容そのものを楽しむことができたため、「ほとんど苦労はなかった」と言えるのかもしれません。
中国のインターネット環境は、海外とのやり取りを行う際は、速度が非常に遅くなるようになっています。また、ダウンロードのスピードも遅いので、寝ている間に講義をダウンロードしておいたりするなど、色々な工夫が必要でした。
旅行先などにPCを持っていっても、当時はIT環境が悪くつながらなかったことです。ただ、工夫をすれば大体は解決できました。あと、1年次の最後まで問題発見思考を残してしまい、他の科目の修了試験などと重なり、地獄をみたことです・・・。でも楽しかったです。
私のようにシステムエンジニア出身者にとっては、例えば、会計やM&Aなどの分野はおそらく直接業務で経験したことがないので苦手な分野になるのではないかと思います。このような授業は、どうしても授業以外の内容を自分で学習していかないとついていけなくなると思います。このあたりが一番苦労しました。ただ、今から振り返るとこのような時こそクラスメイトと積極的にディスカッションすることで、むしろモチベーションの維持に繋がったことに気づきます。苦労している時こそ攻めていく姿勢が大事であることを振り返ります。
PCの具合が悪くなったり、成果物の保存に失敗したりしたことが幾度かあって、作り直しを余儀なくされた時はショックでした。ITリテラシーの問題でもあり、効率的に使いこなせない自分にイライラし落胆しましたが、クラスメイトからは、無料で使える様々なテンプレートや作業効率化アプリを教えてもらい、とても助かりました。ITを如何に使いこなすかにより、人生が変わるほど差が出ることを痛感しました。
限られた時間の中で、勉強したいことにいかに取り組んでいくかが問題でした。同期生の中には、2年間で全ての科目を履修した強者がいますが、学びたい科目が多くある中でどれを選択し、うまく消化していくかが腕の見せ所かもしれません。
もっと同期との意見交換、情報共有、支援やプライベート交流に時間を割ければよかったと思います。苦労というか同期との交流にあまり時間を割くことができなかったことが悔やまれます。また、あえて言えば、どうしても複数の必修科目を履修しているため、試験期間等が近接し、十分な対応時間がとれなかった時期がありました。ある程度予測はしていましたが、試験期間に2~3週間連続してかかりきりに近い状態になったのは正直きつかったです。
学ぶ時間をいかに確保するかに尽きます。
仕事は役職が高くなると、極端にハードになります。仕事の完成度については、自分にもこだわりがありますし、またそのために給料をもらっているので、全く手の抜けない世界です。
その上で、睡眠時間を削って学習時間を確保していった努力が、私が誇れる部分だと思います。