学んでいる途中で、実務が忙しくなり満足に勉強に割ける時間が無い時期はタイムマネジメントに苦労しました。その結果、入学以前よりは時間の使い方を強く意識するようになったと思います。
一番苦労した点は、各授業において自分独自の解決策を捻り出さないといけない点でした。授業の発言において教科書に書いてあることをただ焼き直しただけの発言などをしていると、「それで君の考えは?」と教授からご指導があったりしました。自分の考え(できればクラスメートにも役立つ画期的なもの)を捻り出すのはなかなか大変です。と同時に非常に良い訓練となりました。
強烈な時間のプレッシャーの中で、いかに講義内容を理解し、ディスカッションに取り組み、レポートを仕上げ、試験をパスするのか、そのやりくりがきつかったと思います。このような状況の中でクラスメートと切磋琢磨しながら学んだ4年間は、今振り返ってみると成長を日々実感できる極めて楽しい時間だったと感じています。
単位取得のためのレポート提出や試験はどれも多くの時間を要したので大変でした。ただし、基本的に課題発表や提出期限は予め決められていたのでうまくタイムマネジメントすることで乗り切ることができました。あの過密スケジュールをやり繰りした経験はとても貴重であったと感じています。
履修する科目の選択が最も決断力を求められる機会でした。私は2年で修了することを考えていたので、2年間という限られた期間内で、更に1年間で決められている最大履修単位数の制約下で、どの科目をいつ履修するか、ということを決めることが大変でした。在学中にできるだけ魅力的に感じる多くの科目を履修したい、しかしながら自己の業務との兼ね合いや複数科目の重複を考えると気力と体力の限界もあったためです。それはクラスメートにとっても同じ共通課題であったと感じており、履修登録の時期になると、お互いに何を受講するかは良く話題となっていました。
やはり学習時間の確保でしょうか。受講科目が多い時期はどうしても睡眠時間を削ることになったり、睡魔との闘いがありました。夜に仕事の疲れもあって眠ってしまった分、翌朝4時、5時に起きて受講や学習をすることもありました。
2年で卒業する目標だったので、物量的に厳しい時期がありました。入学した段階で2年分の履修計画と自身の仕事の繁忙を埋め込んだ月単位の計画表を作成していたので、厳しい時期は「ここが正念場」と言い聞かせつつ乗り切りました。同級生ともリアルな集まりやSNSでの繋がりがあったので、息抜きしたり励まし合ったりしていました。
カリキュラムの組み方に悩みました。BBTは魅力的な講義が豊富に用意されているため、講義概要一覧を見ていると、すべての科目を取りたくなる衝動にかられます。しかし時間は有限ですから、いくつもの講義の受講を諦める必要があります。中には5年かけて全科目を受講するという強者がおりましたし、可能ならばそれをやる価値は十分にあると思いますが、私のプランではそれは不可能でした。そこで、自分がBBTに入学した目的や、最も身に着けたいことは何かという優先事項を常に意識し、取捨選択し、質を高めた学習を続けていきました。私はけっこうな頻度で目移りしてしまったため、集中力を欠く時期も多かったです。
仕事との両立には苦労しました。課題提出が重なる時期と仕事の繁忙期が重なってしまった時など、時間が作れずに提出日にやっと課題を確認した時もありました。職場の雰囲気からBBTでの学習のことがいえる環境ではなかったため、時間のやりくりに本当に苦労しました。
私は獣医師でしたので、経済のことを勉強したことがなく本当に何も知りませんでした。そのため、どの科目もまずは単語検索から始まりました。その点が一番苦労したことだと思います。