常に時間に追われながら、新しいことを学び続けるという苦しさはかなりありました。ただ、これらもオフ会で悩みを話す度に自分だけでないことを知り、とても励みになりました。不思議なもので、苦しさも時間とともに慣れてくるということもよくわかりました。
幸いにもあまり体調不良を起こすことはありませんでしたが、受講スケジュールをあまり考えずに履修してしまったため、受講科目が重なり、キャッチアップ出来なくなってしまいました。
履修した科目を落とすことはありませんでしたが、理解度が浅くなってしまった科目もあったので、もっと計画的に履修登録すべきでした。
第三子が保育園に入るまでの半年はほぼ常に子を胸元に下げて過ごしており、また入園してからも朝夕は常に胸元に抱いていたので、慢性的な肩こりに悩まされました。また、仕事と育児の時間を減らしたくなかったので、学習時間は睡眠を減らしてねん出しましたが、子供がなかなか寝ない日など本当につらかったです。
BBTでは積極的な議論を推奨しております。なぜなら、集合知(互いに意見を出し合う事で新たなアイデアが出てくる事)によって、これまで出てこなかった課題解決の視点やイノベーションに繋がるからです。私はまず可能な限り早く自分の意見を出しました。その後クラスメートの意見を読み、より良いアイデアに繋がりそうな情報を踏まえ、質問や意見を出すようにしていました。限られた時間の中、相手の意見を理解しこちらの意見を出すという過程が最も苦労したと感じています。しかし、議論を重ねることで得られる気付きがあり、卒業した今でも記憶に残っております。大変でも可能な限り議論をする姿勢を貫き良かったと感じています。
試験期間やレポート、課題の提出などの期限、スケジュールが重なった時、仕事が忙しい時期など、時間の調整が難しい場面が何度かありました。年間、月間、週間などのスケジュールを早めに立てて取り組むようにしていても、仕事を後回しには出来ないためにディスカッションに参加する余裕がない、提出期限に間に合わせるのがやっとで内容は少々不本意、ということがあると気持ち的にも辛くなりそうなことがあり、少し心残りでもあります。
一番苦労するだろうと思っていた点は、事前に対処することを考えていました。それは、「仕事や家族とのバランスを取りながら、これだけ多くの科目を2年間でこなす事が出来るのか」という点です。私の場合、単科生の制度を利用し、MBA課程に入学する前に2年半かけて単位をとりながら、仕事や家族とのバランスを考える期間をつくっていた為、実際に入学する際には自分の学習スタイルが出来上がっていました。単科生の制度を上手く利用するというのは、ぜひお勧めしたい方法です。
必修科目の課題だけでも分量が多く、選択科目の取り方を工夫しないと、十分に課題に取り組む時間をとれなくなることがありました。あらかじめ、各課題にいつごろ、どのぐらいの時間や労力がかかるのかといったことまで計画的に行えなかったので、時間の捻出に苦労しました。通勤時間や睡眠時間はもちろんですが、入浴やランチの時間も含めて、時間を使いまくりました。おかげで、1日に使える時間がそれまで思っていたよりも結構あることを認識しました。
私の場合、3年で卒業したのですが、最後の1年間に集中力が途切れてしまい、学びのモチベーションを持ち上げる事に苦労した憶えがあります。当時の学友とシェアオフィスで勉強会をするなど、仲間と一緒にモチベーションを高め合う行動をして、集中力を取り戻していきました。
皆さんそうだと思いますが、1日の中で勉強時間をどのように捻出するか、勉強慣れしていない入学当初は非常に苦労しました。安易に睡眠時間を削り無理して勉強すると翌日の仕事におけるパフォーマンスがかなり下がります。仕事も勉強も良い状態に保つのは本当に難しかったです。仕事と学びを両立させるため、勉強に関してはやりだすときりが無くなるので、ある程度の割り切りも必要になります。インプットもアウトプットも自分でコントロールしながら日々過ごす事が重要になります。
仕事・家族(プライベート)・学び をどうバランスさせたかの項目にも記載しましたが、直近2年間は、たまたま本業に余裕のあるタイミングだったので、あまり苦労せずにBBT大学院で学ぶことができました。
事前に単科で必修科目を8単位取得していたことも、余裕を持って受講できた理由です。