とにかくレベルの高い議論についていくのが苦しかったです(特にRTOCS)。ですが毎週毎週学生たちと励ましあって乗り越えていくうちに流れに乗っていくことができたと振り返ります。また、多くの時間を学生たちと共有しお互いの得手・不得手が理解できてきますので、不得意分野をカバーしてもらったり得意分野を逆にカバーしたり、とお互いが学習しやすい環境に次第になってきたと思います。
恥ずかしい話ですが、レポート提出です。計画的に学習を進めようとはしていたのですが、どうしてもレポート提出が期限ぎりぎりに追い込まれてしまうという状況が多かったのが事実です。複数科目の課題提出が近接したりする際はなおさらで、このあたりは正直、より計画的な課題への取り組みが必要だったと反省しています。
やはり、仕事と学習の両立するための時間管理に対してはとても苦労しました。仕事の忙しい時期は学習との時間が重なり、殆ど睡眠時間が取れなかった時期もありました。家族の支えとクラスメイトや大学院の方々のサポートに助けて頂いたと思います。
BBT大学院の講義は講義視聴や発言回数など最低限これだけはやって下さいというものが設定されています。しかしそれをクリアしたからと言ってそれだけで十分に学んだと胸を張れる訳ではありません。考え方のトレーニングというのは、いかに繰り返し反復するかという脳の筋トレのようなものなので、出来る限りの時間をBBTにつぎ込みました。過度な強制をされない分、いかに妥協せず頑張るかは本人の自主性による部分も大きいので、その点には気をつけて取り組みました。
RTOCSや各科目の課題で、自分なりの意見を絶えず求められてきました。これは講義内容をただ暗記するのではなく、講義から自分は何を思い、何を考えるかを問われていたと思います。
特にRTOCSは毎週取り組む事になるので、意思決定をして結論を出していくプレッシャーと戦う日常になります。
このような日常を過ごしていく中で、自分はシャワー中にアイディアが浮かぶ事が多いと分かってきました。今では自分の特性を考慮して、今持っている課題を明確にしてから、シャワーに臨むようにしています。
また、シャワー以外にも、ホワイトボードに向かっている時にアイディアが浮かぶことが多いと気付き、ホワイトボードに向かうように心掛けています。このような経験を経て、新たな自分を発見できたと思います。
個別の科目に専念しすぎてしまい他の科目をおろそかにしてしまうと(たった数日ACへ参加しなくなるだけで・・)早に「置いてきぼり」をくった感になります。得意・不得意科目がある中で、各教科を満遍なくタイムリーに受講・発言・議論することは最も難しい点でした。
毎週出されるRTOCSが、一番大変でした。週末に集中して勉強していたため、平日のディスカッションには参加できず、かといってクラスメートの投稿を先に見てしまうと、自分が楽をしてしまう。そのため、最初は極力自分で調べるように努力しました。おかげで、キャッシュフローやROICツリーなど自力で作れるようになりました。海外出張した際に課題を提出するときは、ホテルでWIFIに繋がる環境を確保し、資料の容量を小さくし、確実に送付できたかまでチェックしたことは、今では良い思い出です。
在学途中まで実はディスカッション自体が大変恐怖でした。理由は私が自分の意見に反論・否定されるのが怖いという典型的な日本人気質だったからです。この気質を変えるきっかけとなったのが、1年次必修科目であった後先生の『組織と経営』でした。期間内にある一定数のディスカッションへの参加が求められ、しかも発言の質を評価されるという厳しい科目でしたが、最も印象に残っているのが講義の始め頃に後先生がおっしゃった「ディスカッションに参加しないのはいないのと同じ」というお言葉でした。それ以後は「とにかくまずは量をこなしてディスカッションに慣れよう」「ディスカッションの流れを確認して発言してみよう」と考えられるようになり、とにかく発言するように心掛けたところ、卒業年度にはどんな意見をクラスメートから頂戴しても怖れないようになりました。
前述のやらないことを決めることと元々あった1人の時間を活かすことの2点にたどり着く初期の頃は、やりたいことも辞めれなかったので、土日の昼間もかなりBBT大学院の学びに使い、家族のリフレッシュができないことがありました。そんな時でも、「勉強を頑張っているから」と支えてくれました。自分が家族の生活に新たにBBT大学院の学びという時間を追加したことになるので、その分他のところで時間を作ろうと考え、解決策へとつながっていきました。
前述したことは、最後になって到達した方法でした。最初は勉学とプライベートのバランスを如何にとるかという事に非常に苦労しました。最初は勉強をしないといけないという意識が優先して、家族をないがしろにしている時期もありました。入学して半年が過ぎ、家族も疲弊している雰囲気があり、これではいけないと思い最初は、勉強に関してスケジューリングを進めて、その後に家族との時間をそこに組み込んでいき解消していきました。