受講から3か月~半年は慣れない勉強と仕事の両立で空き時間に加え深夜まで勉強し、バランスが大きく乱れ焦 る怒涛の日々でした。
しかし、通常業務に影響を与える事なく効果的に学習を進めるためには、自身のタイムマネジメントが重要だと考え、早朝・休憩時間・移動時間・夜とスケジュール管理を行い、自分の週間スケジュールに自分の時間(アポイント)を取って勉強時間を強引に捻出しました。
平日の学習時間を朝一・帰宅後に時間を固定、出張の移動時間を有効活用する工夫とスマートフォンを上手く利用する事で、開始半年くらいで業務とプライベートのバランスが取れるようになりました。
また、プライベートの時間を有意義に過ごすため、週間~月単位で家族との時間を事前に設定し、メリハリをつけて学習に取り組みました。
今でも家族、特に妻が支えてくれたことに感謝です。
土日はフルに使うことが想定されたので、、あらかじめ家族には期間を限定し、協力してもらうように話をしておきました。期間を約束したことによって、自分の目標にもなり学びへの励み、くじけそうになった時のよりどころになりました。
出張が多かった為、移動時間に講義を受講するなど、隙間時間をムダにせずに活用しました。空港では常にWi-Fiが接続できるようにPriority Passの会員になり(有料)少しの時間でもAirCampusにアクセスし、事前に用意した内容を投稿したり、タクシーに乗っている間に考えをまとめて、時間がある時に一気にドラフトを書くなど、空き時間を有効に使う事で学習時間を確保していきました。また週末のうち1日は必ず家族との時間にあてたり、講義が休みの期間には家族の希望に合わせて旅行に行くなどの調整も行ないました。今まで慣習的に行っていた社内の飲み会がなくなったことで時間の確保ができました。
入学当時は独身でしたので、仕事と勉強に注力しました。平日は夜帰宅してから就寝までひたすら勉強、休日も朝から一日中パソコンに張り付いていました。2年間である程度の科目は取り終えましたが、結婚が控えていたので1年延長し、3年卒業に計画変更しました。そのおかげで3年次は家族の時間も大切にしつつ、勉強は比較的余裕をもって取り組むことができました。ただし、3年間は趣味・娯楽の時間は完全に断ちました。
時間はなさそうで意外と作り出せる(作り出す)ものであると言うことに気付かされました。大前学長の書籍『企業参謀』では、伊勢のバス旅行を題材として、テニスを楽しみ食事を堪能するコアな時間帯と”無駄時間”について分析している下りがあります。しかし、この”無駄時間”は現在のIT社会では有効な時間へと変換することが可能です。BBT大学院へ入ってしばらくは、これまでのだらだらした習慣を引きずって苦労しましたが、次第に通勤時間帯や休憩時間、旅行時もコアな時間帯以外は講義を聴いたりディスカッションを行ったりとバランスを保つ事に慣れてきました。
入学当時、子供も小さく、私も子育てをしていたため家族の理解を得ることは必須でした。そのため、集中して2年で卒業すること、自分の時間の使い方を見直して、BBT大学院だけでなく子育てにもコミットする事を家族と約束しました。
それから、全ての優先順位を見直して、不要な残業や付き合い、自分の趣味の時間をカットして時間を捻出するように努めました。ただ、2年という長丁場なので不測の事態が発生する時もあります。不測の事態が発生した時は、計画に固執するのではなく、その時にうまく気持ちを切り替えて、状況に対応しながらバランスを取ってきました。人それぞれ大事な事は違うと思います。バランスを取るために、本当に大事な事だけに集中して、他は捨てるという思い切りの良さも必要だと実感しています。
正直バランスをとったとは言いがたいです。平日は会社の仕事以外はほぼ勉強漬けの日々、休日も睡眠と食事以外はほぼ勉強漬けになっていました。自分の場合、知らない知識がたくさんあったため、それをカバーするのに人より時間を消費してしまったように思います。1年次はなんとか頑張れましたが、2年次になると体調を崩したりしてヨレヨレになりながら何とか2年で卒業できたというのが実際です。
今まで自分が使っている時間に勉強の時間がオンしますので何かが犠牲になります。私の場合、睡眠時間、プライベートの順で時間を削り勉強に時間を充てる事にしました。入学して1年が経過した頃のRTOCS (Real Time Online Case Study)で、もしあなたが自分株式会社の社長だったら、どれだけ自分の時間を無駄にしたかを調べ、業務を効率化するか?というお題を頂きました。そこで自分の業務を分析し、頻度を減らしたり、費やす時間を削減したりと仕事の効率化を進め、更に勉強に費やす時間を捻出する事に成功しました。
いくらタイムマネジメントを行っても、仕事上或いはプライベート上のトラブルにより、予定通りうまく行かない時があります。従って、私がこの2年間バランスを取るために何かをしたというよりは、この2年間家族・同僚が私をサポートしてくれました。
在学中は、学習時間に週35時間から40時間ほど時間を使いました。週末もほとんど近所の喫茶店にこもりっきりの状況でした。しかし、設定した時間以外には、極力持ち込まないようには努力はしました。しかし、状況を理解してくれた妻に本当に感謝の言葉しかありません。ただ、時間の使い方には徹底的にこだわるようになりました。週間予定を立てやるべきことのコントロールや、家族とは年初に1年間に3回は家族旅行をすることを約束し、事前に年初計画として立てあらかじめ予定が入らないようにスケジュールをコントロールしました。