私は、業務に支障を及ぼさないことを前提に、平日は講義動画の視聴中心で、週末にまとまった時間を作り、集中的に取り組みました。当初は、全てをこなさなくては、という思いもありましたが、当然これまでのやり方ではうまくいかなくなりました。そのため業務でもプライベートでも、求められる成果を確認し、優先順位を付けて取り組むことで、無駄な時間を減らすことができました。また、量だけではなく、集中をする時間の質を確保するため、カフェを利用したり、スマートフォンをオフにして取り組み、振り返ってみると自分の行動を見直す良いきっかけとなりました。
自分の時間は有限である為、公私ともに優先順位が低いものはやらない判断をすることにしました。仕事においては、メールのフィルタ機能を活用し、優先度の低いメールは斜め読みで済ませる。出張は電話会議で済ませる。必須でない打ち合わせは参加しない。プライベートにおいては、学習に集中するために飲酒機会を減らす等を実践しました。
ビジネスパーソンである以上、仕事の手を抜くことだけはしてはならないと肝に銘じていました。よって、勉強時間は出勤前、昼休み、退勤後となります。自分ではまず1週間のうち、仕事と家庭で必要となる部分以外で勉強が可能な時間をあらかじめ予定表でブロックしておき、それを可能な限り曲げないというやり方をしていました。結果的には家族に大きな負担をかけてしまったと反省していますが、家族は自分の頑張っている姿を見て最大の支援者となってくれました。また、子供にも父親が常時勉強している背中を見せられたことは学ぶことの大切さを身をもって伝えられたと考えています。しかしながら特に妻は、内心には大きな葛藤があったと考えられ、時には勉強を脇に置いて家族との時間に充てる勇気も必要だと思います。時間管理は最も大切な項目のひとつであり、勇気と責任を持って決めていくという姿勢はビジネスでも必ず活かされると思います。
朝5時に起床してAirCampusに取組むなどの工夫はしましたが、他のクラスメイトに聞くほど厳しくはなかったと思っています。
自社が業績不振による構造改革の最中であり、残業が厳しく規制されていることに加え、休日の臨出や出張も少なかったことにより、時間に余裕があったことが理由です。
また、埼玉県熊谷市の自宅から品川の勤務先まで新幹線通勤をしており、熊谷~東京間の新幹線内が講義受講の場として適していたことも好都合でした。
1週間単位で、講義を視聴する時間、ディスカッションに投稿する時間を、科目や課題毎にルーティーン化しました。また、休む事や家族と過ごす時間もルーティーンに組み込み、家族に伝える事で家族の理解も深まりました。
実務では、クイックに対応することに価値があると見なされるケースが多いと実感しています。ここまでは学びの時間、この日は家族との時間、ここは仕事とメリハリをつけるように心がけました。スケジュールは前倒しで、特に家族とはよく話し合うことが重要です。「行き先の見えない船」に乗せられると家族は不安ですし、気持ちよく長期戦を乗り切れないと考えます。
大学院進学については周りにも伝えてあり、プライベートや趣味の時間を犠牲にして勉強に専念すると決めていました。
ただやはりメリハリは必要で息抜きも重要です。それが実現できる所もBBT大学院の良い所で、例えばリフレッシュしたいと思い旅に出たとしても、そこから講義を受けたり課題をこなす事が可能でした。
私は単身赴任という環境でしたので、仕事以外はすべての時間をBBT大学院での学びに費やす事が可能でした。ただ学びのボリュームはかなりありますので、家族と同居の場合は、家族の理解とサポートが必須だと考えます。自らの人生を変える自己投資の2年として、学びに没頭し取り組まなければ卒業は困難だと思います。
自分にとって何が最も重要なのかは、TPOによって異なりますから、その日、その時、その状況で優先順位をしっかりと考えて行動するように、仕事、プライベート、学びをバランスさせることを心掛けました。その中で最も効果的だったのは、時間を予定通りに使うことでした。例えば、仕事、家族、学びの時間を計画的に配分し、それぞれの時間には、それぞれの課題に集中して取り組み、他の課題のことは全く考えずにその時間をあてる方法です。しかし、時間には限りがあるので、どうしてもかたまった時間のとれる週末に学びの時間が集中しがちで、休日の家族やプライベートの時間が少なくなり、家族や妻の協力や理解がないとお互いのストレスになるので、協力や理解を得られるような注意が必要だと思います。
とにかく、妻の理解と協力を最初から得られたことが大きかったと思います。平日は朝早くに出社し、勉強時間を捻出し、週末のどちらかは丸一日を学習時間に充てさせてもらいました。これはテクニックの一種だと思いますが、早朝出勤し、勉強をしていても、周りからは仕事に熱心だと勘違いされ、早めに帰社しやすい環境が作れたと思います。