在学中は、とにかく時間に追われている状況でした。
時間の使い方を見直し、空いている時間を「このために使う」と決めました。
例えば、平日は、家を出る時間を1時間早め、授業を電車の中で視聴し、出社前1時間は漫画喫茶でAirCampusの議論の時間にあてていました。週末は、勉強に時間を割くことが多かったのですが、土曜日の夕方の2時間だけはジムに行く時間にしていました。
卒業後でも、時間の使い方は上手くなったと実感しています。
私の場合は、どうしても発言を更新する時に考え込むタイプなので、平日の隙間時間は講義視聴と他の学生の発言を読むことにし、熟慮した発言はしっかりまとまった時間が取れる週末にまとめて投稿しましたので、週末を勉強に費やすことがほとんどでした。2年次後半は仕事も多忙を極め、平日の勉強時間がまともにとれない中、グローバリゼーション専攻は毎週のように課題が課せられていたため、週末はたまに子供と半日遊びに出るくらいでそれ以外は勉強に費やしました。家族の理解なしには実現しなかったと振り返ります。
経営を学ぶのに仕事を辞めたら本末転倒だと思い、仕事がどんなに忙しくても与えられたことはきちとんとやってきました。限られた時間と体力の中で、学びの時間を捻出するためには、家族との時間、寝る時間、遊ぶ時間、休む時間を削らざるを得ませんでした。主人は、「せっかく入学したんだから、家に帰ってきたら、勉強に専念していいよ」と言ってくれ、家事を引き受けてくれました。主人が掃除している間に課題を提出したり、食事の準備をしてくれている間に投稿したりしました。週末はたまっている講義の拝聴でしたので、支え、励ましてくれた主人には感謝です。
入学時は子供が8歳と4歳で、子供達が起きている時間は子供達と時間を過ごせるよう早朝と通勤時間をフル活用して勉強しました。
講義内容を聞いたり、課題を考えたりするのは主に電車の中で、ディスカッションに参加したり、課題を書き込むのは早朝自宅で実施しました。
初期の頃は休みなしでひたすら勉強だったのですが、家族・友人たちに不評で一時気まずくなりました。また、頑張っていたのですが勉強のほうもはかどらず…。思い切って一時勉強を休んで友人と会ったりしていたのですが、勉強と関係ないと思っていた友人の話から勉強のヒントになるような話も聞くことが出来、遊びの計画もしっかり入れようと思うようになりました。仕事・勉強・プライベートでバタバタでしたが、それぞれきちんと計画を立ててバランスを取ればうまくいくことが分かりました。
週に15~20時間の勉強時間を確保するためのカギは「効率性」にあると考え、仕事においても無駄な作業や非効率的な業務を見直しました。プライベートの時間も必要なもの、不必要なものを分類し、飲み会などの人付き合いも回数と優先順位について整理。「1日に24時間しかない時間という有限資産をいかに有効に使うか」を追求した結果、仕事もプライベートも質の面でかなり改善されたと感じています。従って、バランスをとるという面であまり苦労したというような感覚はありません。ちなみに一日を有効に過ごすには体力も必要、と考えて大学院入学をきっかけにランニングを始めましたが、体重も10kgスリムに、さらにフルマラソンを4時間で完走できるまでになりました。大学院入学をきっかけに生活すべてを効率化して生まれた嬉しい副産物です。
ただし私は3年で卒業しましたので、2年で卒業を目指す場合はもっとハードな状況になると思います。
2年間は腹をくくって、会食やゴルフ、旅行、スポーツジムなど、つきあいやお楽しみは必要最小限にしました。周りにも公言することで理解や協力を得ることができました。片手間でこなせるほど甘いものではないので、やるからにはその期間仕事と同等以上、その期間の人生の最優先で取り組む覚悟を持ってやり切りました。
幸い?にも家庭を持っていないため、仕事とBBT大学院とプライベートだけに集中できました。
海外旅行に行くことが多いので、先にプライベートの予定を入れて、逆算してBBT大学院の勉強をいつまでに終わらせなければいけないかなどスケジュールを立てていました。仕事は基本的に定時までに終わらせ、残業した場合は、本来プライベートとなる時間をBBT大学院に割いて対応するなどしました。
隙間時間も学びの時間として活用しましたが、一人で集中できる一定の時間も必要だったので、基本的には朝早起きして家族が起きるまで一人で集中する時間を作りました。そこで集中して学びの時間を確保することで、仕事中には仕事に、帰宅後は家族とのコミュニケーションに集中することができました。休日も基本的には早起きして勉強時間を確保し、家族との時間には影響しないように努力しました。
1年目は仕事と学びをバランスさせるためのペース配分もわからず、がむしゃらに履修し、いかに睡眠時間を短く済ませるかを考えていました。しかしながら、年間を通して何度か風邪をひいたり、なんとなく体調が悪かったりとパフォーマンスが下がっている事を実感し、2年目からは最低6時間の睡眠を確保し、その中で仕事と学びを両立できるよう、科目を絞ったり、仕事の負荷を分散させたりといった対策をとりました。2年目までで卒業に必要な単位の多くを取得し終えていた為、3年目に関しては、2年目の中盤から始めた後述するプライベート活動(研究員)に重点を置き、更にオンライン英会話やフィットネスジムでの運動など、やりたい事は全てやる、を実践しました。理解ある妻であった事が全ての前提であり、妻に感謝です。