入学当初は帰宅後の深夜や、早朝に起床するなどし勉強時間の確保を試みました。はじめのうちは生活のペースが乱れてしまいましたが、気が付くと通勤中、職場での昼休み、帰宅前のひと時等に勉強時間を重点配分することにより、リズムを掴むことができるようになりました。
単身赴任であったため、家族と勉強の時間配分に困りませんでした。しかし、仕事とBBT大学院の時間配分が難しく、緊急対応の仕事が入ることで予定していた勉強時間がなくなる機会が多かったです。基本的には図書館やファミレスなど一人になれる場所を見つけ、勉強時間をスケジュール化し、その予定時間には勉強場所でBBT大学院の学習しかやらないという仕組みにしました。アウトプットの量や課題提出の期限など、Goalを決めて取り組むことがお勧めです。
出張時以外の週末は家にこもり、土日、祝日は平均7時間以上の学習をしていましたので、家族、特に子供達との時間は犠牲になりました。ここの部分では理想的な時間配分は出来ませんでしたが、2年間という限られた時間でしたので、致し方なかったと感じています。その点で家族の理解を得られた事には非常に感謝しています。
仕事を調整してバランスを取ることは難しく、調整できるのはプライベートの時間でした。在学中は家族の理解を得て、週末は極力勉強を最優先にさせて頂きしました。勉強を自分のプライベートとして楽しむことができるか?家族の理解は得られるか?が大量のカリキュラムを消化していくには大切だと思います。また、制度として5年以内に卒業すればよいので長期で卒業を目指すこともお勧めします。また、単科生として数年学んだ後に本科生として入学し卒業を目指す方法も学費の支払いが分散されるなどのメリットがありスマートな方法だと思います。
平日は21時頃に仕事から帰宅、そこからとことん授業・課題というスタイルでした。特に入学間もないころはアウトプットにかなりの時間を要したために効率が悪かったのですが、アウトプットまでの脳内回路が効率化されるとともに全体の時間配分もうまくなっていったのは大きな収穫です。他方で土曜は妻が仕事ということもあり、子供たちの面倒と自分のリセットに割り当てました。
振り返れば全くバランスできていなかったと思います。
入学前の理想形は良く働き、良く学び、良く遊ぶ、でしたが、入学初期に自分には不可能だと感じました。
それからは2年間、プライベートは無視して、仕事と勉強を優先して、卒業のあかつきには心ゆくまで遊ぼうと覚悟しました。
独身、一人暮らしの為、時間の融通は利きましたが、体調の管理が難しく、解熱剤と漢方薬、栄養ドリンクを飲み続けて乗り切った時期が何度もありました。
2年の進級時に家族と相談し、”2年で卒業”する事を決意した後は、家族の同意のもと、学業を優先しました。その代わり、長期休暇(正月、GW、夏期休暇)は、家族(妻と二人の息子)で海外旅行に行ったり、とびっきり美味しいものを食べたり、少し贅沢に家族サービスをして補いました。家族とは十分に話し合い、方針をすり合わせることが大事だと思います。
一番苦労した点にもつながりますが、時間管理がバランスを取る事に繋がりました。仕事は学びを重ねていく上で、どんどん効率化できましたので問題は少なかったのですが、プライベートの時間がなかなか確保できませんでした。逆に、プライベートの時間をどこまでコントロールし、学びに集中するかが大事だと思います。
考えるという行為を全て学びに集中させる為に、日常の中で頭を使う必要のない事柄については、全てパターン化し、集中して考えられる状況を確保しました。タイムマネジメントは課題になってきますが、集中出来るか出来ないかがパフォーマンスに最も関連してくると考え、脳を疲れさせない生活を送る様心掛けました。時にはプライベートで楽しむ時間を挟み、オンとオフを切り替えながら、課題をこなしていく様に努めました。プライベートな時間であっても闊達な思考を生ませるための大切な時間と位置付ける事によって、リフレッシュしながら、更に次のパフォーマンスに繋げていく好循環のサイクルを作る事が賢明です。最も注意した事は、精神的に追い込まれない心理状態を保つ事です。これは学習面のみならず、ビジネスにおいても冷静な判断を行っていく上で必要ですので、その為の訓練が実践出来たと思います。
全てをバランス良く、などは正直できませんでした。朝早起きし、昼休みを勉強時間に充て、帰宅して家族が寝てから勉強するサイクルをこなすだけで精一杯でした。時間捻出のために親睦会などは数をかなり減らしました。仕事と学業は両方同時に考えると中途半端になるので、仕事の際は仕事に集中し、仕事以外は勉強に集中しました。家庭については妻に任せる分、良く話をし、できないことについては素直に詫びて感謝をし、どんなに勉強や仕事が大変でもやらなければいけない家事や健康に関わることならば、全てに優先させました。