受講開始後は出来るだけ勉強の時間を増やすようにしましたが、仕事や私生活が疎かになってしまっては本末転倒です。私の場合は営業の為に出張も多く飛び込みで業務も入ってくるため、できるだけ後回しはしないように努めていました。
複数の講義を同時に受講していくため、少しでも後回しにしてしまうと雪だるま式に課題やディスカッションが増えてしまいます。この部分の対応が一番重要だと思います。
実際には日曜日を使って、その週に溜まってしまった課題に集中的に対応することもしばしばでした。
仕事とのバランスについては、昼休みにディスカッション、夕方以降スレッドの確認と定型化していました。ただ、ACに不慣れな時期は未読数に圧倒されたのも事実ですが、良い意味で開き直り、時間の許す範囲で目を通すことで、キャッチアップしていきました。また、職場のスタッフに対しては、大学院に通う目的を示すことで、理解をしてもらいました。家族については、子どもの行事予定を早期に確認することで、時間を確保できたと思います。メリハリの利いたスケジューリングが重要ということでしょうか。
2年間で全てをフルにこなすことは困難だと判断し、3年計画にしました。在学中に転職もしたので、仕事の時間はこれまでよりも増えました。また、引越しもして生活環境を変えたりと、プライベートの時間も必要だったので、私にとっては3年計画がちょうど良かったと思います。ライフプランに合わせて受講計画を組むことで、バランスを取りました。
やらないことを決めることと元々あった1人の時間を活かすことの2点が重要だと思います。私の場合は、「やらないこと」としてゴルフを辞めることと飲み会を減らしました。また、「元々あった1人の時間」である仕事中のお昼休みと家族が寝ている深夜と早朝に学びをなるべく集中させました。
仕事では、身近なメンバーには大学院に通学していることを共有し、昼休みや休日取得等大学院対応をしていることを理解してもらった。一方で大学院を言い訳にはしたくないため積極的には開示せず。バランスとして2年間で卒業するという期限を切ったことがメリハリをつけることにつながったと考えている。家族にも2年間集中することを共有し、理解を求めた。たまたま子供の受験とも重なり親子で勉強できる環境が整ったことも好都合だった。お昼も2年間はおにぎりをつくってもらって大学院対応に集中できるようにした。また在学時代も土日の夜ごはんは家族全員の夜ごはんを作る等、今までやってきたことは変わらず続けるようにした。
時間はどんなお金持ちにも平等に1日24時間しかありません。勉強する時間を確保するためには今までの生活の中で何かを犠牲にしなければならないのですが、その中で私は家族との時間も犠牲となりました。趣味は止め、飲み会はできるだけ避けるようにし、仕事も効率化し早く帰宅できる様に努力しましたが、RTOCSの提出が毎週ありますので、土日はどちらかを勉強に充てていました。協力してくれた家族に感謝し、身につけたスキルでフィードバックしています。
日々の仕事を効率的にこなすことは当然のことですが、月・週・日単位でどの程度仕事が忙しいのか、ということをしっかりと把握することで、比較的余裕がある時期に事前学習を行い、講義が初見にならないようにしました。特に『アカウンティング』と『コーポレート・ファイナンス』は苦手意識を持たないように、春期休暇中に入門書を数回読んだり、Air Searchで同様の講義を視聴するなどしました。
最初の半年間は、第三子の育児休業中だったため、昼夜を問わず子供を寝かしつけた後の隙間時間を見計らって、こまめに勉強する時間を確保するようにしていました。ただ、30分や1時間といったこま切れの時間だとじっくり考える事ができないので、週末どちらか1日は主人にお願いして、カフェでまとまった時間勉強させてもらうなど協力してもらいました。
一方で、仕事に復帰してからの方がやはり時間確保が大変で、夜中の授乳時間の3時ごろに起きてそのまま勉強するようにしていました。また、平日はファミリーサポート制度を利用し、週に2日は3時間ずつ自分の時間を作るようにし勉強の時間にあて、逆に週末は子供たちとの時間を確保していました。
勉強時間を決めてメリハリをつけるように心がけました。なるべく移動中など隙間時間を活用し、リラックスする時間やきちんとした睡眠時間を取るように心がけました。2年間と長丁場なので自分なりのリズムを作ることが大切だと思います。時間を有効に活用しようとすると、仕事にも今まで以上に集中できるようになりました。
バランスは取れてなかったかもしれません。人にもよると思うのですが、私は、2つの事を同時にできないタイプなので、在学中はとにかく勉強に没頭した2年間でした。平日満足に勉強できない分、週末にまとめて勉強をしていました。休日、家の近辺以外に外出をするという事はほとんどなかったので、卒業後、休日の山手線の人の多さに大変驚きました。