組織の中で、”協働”するためには何をすべきかを徹底して考えた事は、非常に有意義でした。チームや組織が成果を上げる事は自分一人では達成できず、周りの人と”協働”により、初めて達成できると感じています。近年、組織と個人の関係は大きく変化していますが、その中で自分自身がどのように振る舞い、チームや組織を活性化させ、また成果が出せるか、日々意識しながら行動するようになりました。
RTOCS(Real Time Online Case Study)はタメになりました。本当に大変でしたが、やり抜いたことへの自信と、いつの間にか身についた仕事をこなすスピードに活かせています。PSAは弊社の職員にも薦めたいと思う程、体系的に問題解決を行う事ができる良い学びでした。
ビジネスで起こっている様々な事象は、表面的な症状である為、本質的な問題に辿り着き、その打ち手を施さなければ、根本解決には至りません。その手法を、問題発見思考と問題解決思考で学びます。これらを学ぶ前は、潜んでいる本質的な問題を発見する前に、とかく、目の前に見えている問題を手あたり次第、安易に対処してしまいがちで、根本的な解決には至らず、いつまでも本質的な問題を引きずっていました。これらの科目を修了しましてからは、根本的な解決を見出すマインドがセットされました。入学時から毎週出される「もしあなたが〇〇会社のCEOだったらxxxxをどうするか?」といったお題を当事者の身になって考え抜くRTOCS(Real Time Online Case Study)は、問題発見思考や解決思考をフルに使って自らの案をアウトプットする訓練が出来、回を重ねる毎に正に実学として血肉になっていく事が実感出来ました。
RTOCS(Real Time Online Case Study)は、自分なりの結論を限られた時間で出すこと、クラスメイトに価値ある意見・情報を提供して集団知に貢献することがまさに業務・経営そのもので、その精神であり実践方法を毎週体感できました。『企業変革』は東電等最前線の事例をもとに、如何に人間の業に対し問題解決で立ち向かうか、座学上のスキルだけでない、生々しさや人間臭さのようなものまで学びつつ、立ち向かう勇気が湧いてきました。
仕事で提案書を書くことが多いのですが、斎藤先生が「提案先の経営者が優秀な人ばかりではない。相手のレベルに合わせて分かりやすいように書き、実際にアクションが取れることを考えないと解決にはならない」とおっしゃったことが非常に腑に落ちました。また、数多くの演習と試験の際の斎藤先生からの丁寧なフィードバックがあり、考察した結果を表現するスキルを高めることが出来たと実感しています。
講義だけではなく、並行して行われるCase Studyにおいて具体的な状況を設定した上で、Web会議のシステムでのクラスメイトとのNegotiationの実践を通じて、必要なスキルを学ぶ事ができると共に、自身の癖や考え方を見直す事ができました。
そして、その積み上げにより、実践でも再利用できるノウハウを学ぶ事ができました。
大前学長の発想法を直に学ぶ『イノベーション』講座が、特に自分の視野を広げてくれた講義です。戦略的自由度等の基本編から実践編まで、大前学長が発想時に実際に使用している方法を学ぶことができます。講義で型を学ぶと、世の中の成り立ちやサービスに対して、これまでとは違った角度から見ることができるようになります。
また、型を一通り実践して身に着ける事で、業務で新たな発想を考える際に大いに役に立ちます。
クラスメートとの議論でも、イノベーションの講義は制約が外れて非常に自由な発想が飛び交っており、ボリュームは多くも非常に有意義でした。
業種・業界を問わず、毎週ある事業者における現時点の課題が示されます。それに対し、そのトップと同じ立場で、かつ1週間という制約のなかで課題に対する意思決定=方向性を導く必要があります。その課題に対しどのような情報を集め、どう分析し、課題の本質を理解し、打ち手を考える、これを自己中心的に行うのではなく、同級生とディスカッションをしながら、また反論を受けながら、進められることにより、問題発見力とその打ち手を考える力が養われたからです。
無駄だった科目はなく、集大成として取り組む『卒業研究』においては、全ての科目の学びが活きると思います。自分の好きなテーマを選択できますが、私は起業して新規事業を立ち上げる内容に取り組むことで、これまでの学びを棚卸することができました。業界分析、競合分析、本質的問題の発見、マーケティング、財務・・・そしてそれらを説得力のある構成にしてまとめ、伝える。そんな実際のビジネスに必要なことに限られた時間で取り組むことで、相当鍛えられたと思います。
2年間継続したRTOCS(Real Time Online Case Study)が最もタメになりました。答えのない問題へ自分の考え方を2年間示し続けることにより、どんな問題が立ちふさがっても自分で解決しようとする気持ちが作り上げられました。この気持ちは経営者としての必須の要件であると思います。また、毎週のRTOCSでは、学長の『イノベーション』の講座を主として、学びの実践の場でした。毎週の学びをRTOCSで実践し、学長案と比較することで足りない部分を見つけ、その後の学びへ活かすという良い学びのサイクルを2年間回し続けることで加速的に成長することができたと思います。