学習においては事実に基づいた分析から結論を導く思考回路を徹底させること。そして時間管理の重要性を学びました。仮説を立てる際に、事実に基づいた分析が必要であり、憶測や推測だけの仮説では意味がないこと、そして思い込みを捨てるという思考回路は非常に役に立ちました。これは毎週のRTOCS(Real Time Online Case Study)で鍛錬する場があり、時間も限られていることから時間管理能力も試されました。RTOCSは古いケースではなく、新しいケーススタディーですので、今、実際に起こっている事象に対応する能力を磨くことには最適であり、変化が早い今の世の中では有効的な学習ができたと感じています。
入学前は周りに不平不満の多い自分でしたが、BBT大学院で学ぶことでビジネスをする上での自分の未熟さ、愚かさをこれでもかというくらい知り、もっと学びもっと努力しなければならないと心から思える人間になりました。
今までは管理者でありながら視点が個人レベルにとどまっていたのに対して、一気に俯瞰できるレベルまで広がりました。実務水準で物事を考える課題に取り組んだ成果だと思います。ついでですが家庭も一つの事業体として捉えるようになり、家計のみでなく子供たちの教育についても大きく考えを改めさせられました。
社会人として必要な知識やスキル、教養を学ぶことができたため、苦手意識のある事にも臆することなく挑戦する意識を持つことができるようになりました。
また、グローバルに活躍する人材に求められることを学ぶことができ、世界の何処でも誰とでも仕事をすることができる基盤を持つことができたと感じています。このような感覚が在学中から徐々に芽生え始め、入学前は漠然と「MBA」という肩書に憧れていましたが、MBAを取得する過程の「学びや経験」が財産であると感じるようになりました。
一方で、優秀なクラスメイトと自分との力の差を痛感し、継続して学び続ける必要性を感じました。卒業して終わりではなく、どんどん開いていくクラスメイトとの差を少しでも縮めることができるように学び続ける決意をしました。
限られた時間の中で、論理的に判断し、多くのタスクを処理することが出来る様になりました。また、RTOCSを2年間行った事で、”自分だったらこうする!”と強い当事者意識を持って業務に臨む様になれたことは、実務において効果を発揮出来ていると感じます。
大前学長の講義で世界情勢の本質的問題を学んでいく中で非常に感銘を受けた事が、相手側の視点で物事を見るという点です。当たり前のようですが、これがなかなか出来ない。本質的問題は何かと突き進めて学ぶことで、いつの間にかそのような思考になっていきまいした。まだまだ未熟ですが。
自身のビジネスに対する目線が一段上に上がり、ものの考え方が変わりました。処理能力は加速化し、悩み留まる無駄な動きが無くなっていきました。RTOCSでは、当事者意識を持つことを植え付けられます。「~だと思う」といった、感想レベルの想いではトップは務まらないからです。事実を基に自分はトップとしてこうする!という明確な方針を打ち出し、短期間で経営判断を行っていく事がクラスの中で求められます。これを続ける事で、情報を収集し、それを分析し、そこから何がいえるかを抽出し、実態を把握した上で本質的な問題を把握し、どの様な打ち手が最も有効であるかを短期間で見極めていく力が付いてきました。今まで、複雑に思えていた自分の周りで起こっている様々な事象は、ようは何であるのかという本質が見える様に変わり、もう悩まなくなります。そして、タイムマネジメントを超えて、ゾーンに入る状況を作り出せる様になりました。
学んだことは3つ。1)仕事の速度・考える力・アウトプットに繋げる力といった基礎能力 2)基本的なビジネスの理論と考え方 3)世界のあらゆる場面の先進的な事例・コンセプト だと考えられます。まだまだ、実力不足ではありますが、BBT大学院に通う前はその実力不足を言い訳に、自ら考え発信し決めることを放棄していた部分があります。それだけの覚悟と気概に欠けていました。
RTOCS(Real Time Online Case Study)で鍛えられた習慣で、経営者であったらどうするか、と言う視点で世の中の動きを見ることができ、物事をあらゆる方向から見る習慣が得られたと思います。また大前学長の仕事も趣味も全力で楽しまれる姿勢を見て人生を充実させたいと、良い意味での野心を持つことが出来たように思います。
新たな分野を学ぶ事も大切ですが、今までに自分が学んできたことや得意分野を磨き続けることも大切だという事に気がつきました。
今回、経営に関することを学んだわけですが、従来学んできていたことの中にも共通点があるし、また全く異なる事もありました。より自分の強みを出すためには、新たに学ぶだけではなく、従来から学んだ事をいかに生かしていくかが大切だと気づくことができました。