建築士を取得してディベロッパー会社に転職しましたが、すぐにリーマンショックが起こり、勤務先がその影響で清算されることになり、再び転職活動をすることになりました。
当時の厳しい環境下で、ビジネスパーソンとしての自分の価値はどうあるべきか、真剣に考えたことが最初のきっかけだったと思います。
転職活動において自分自身の価値を伝える上で会社の後ろ盾は頼れませんし、そのような状況下でも、有能な人はオファーがある、という事実を目の当たりにし、自分も客観的に見ても求められる人材となるべく努力し、そしてそれをアピールできるような状態にしておくことが重要であると実感しました。
そしてまず、論理的な考え方を身につけるために、オープンカレッジ「問題解決力トレーニングプログラム」を受講しましたが、まだアウトプットの訓練が絶対的に不足していたため、その訓練のためにMBAコースに入学することを決断しました。
女性の雇用や高齢での雇用が困難な日本に対し、常に漠然とした将来の不安がありました。自身の不安要因と向き合った際に3つの力、”稼ぐ力”、”お金を貯める力”、”お金を運用する力”が必要だと感じ、稼ぐ力をつけるためにMBAを学ぼうと思いました。 せっかく学ぶのであれば、日本という国に囚われることなく、世界で通用する人間になりたいと思い、英語で学べる学校を探しました。また、勤務企業が急な業績悪化に陥り、社員が1/3に減少し、自ら事業を立て直したいと思ったのも入学決意のきっかけとなりました。
はじめMBA取得は頭になく、組織について学びたいと思って科目等履修生として『組織行動論』を受講しました。そこで、講義やAir Campusによるクラスメイトとのディスカッションがとても面白く、もっと他の科目も学びたいと思うようになり、追加で2科目学ぶことを決めました。せっかく3科目学ぶなら、本科に入ってしっかり体系的に学びたいという想いが出て来て大学院入学を意識するようになったのがMBA取得を本気で考えたタイミングだったと思います。
起業したいという強い想いはなかったのですが、経営のわかるエンジニアになれば新しい付加価値がつけられるかなとも考えました。最終的には、ついていけるかどうかわからないけど、もっとこの大学院で学んでみたいという気持ちを優先しようと決めて、MBA挑戦を決めました。
2009年に中国現地法人を立ち上げました。立ち上げ準備から立ち上げ後1年程度は右も左も分からず、がむしゃらに日々の業務に取り組んでいました。事業開始後2年目に単月黒字、3年目には黒字体質になり、軌道に乗っていきました。しかし飛躍した発展はなく、低空飛行を続けていました。さらにスキルを高めたい、世の中に価値を提供したいと思っていたところ、あるMBAホルダーの経営者に出会いました。新規事業を立ち上げて3年で上場させた方で当時の私からはすごく眩しく見えました。色々とMBAの話を聞いてるうちにぜひとも勉強したいと思いました。
社内としては、MBA第一号となるべく、BBTのMBAコースに入学する機会を得ることができたのは、会長・社長に背中を押していただいたことが一番です。
経営というものに興味はあったものの、技術系の人材である自分には、どこか遠く感じていた部分があるかと思います。
現代社会において、経営は勘ではなく、科学的になってきていると感じており、自社の全社員がMBAを取得する必要はないですが、それを認識する人間が増えることが会社の永続にとって重要であると感じたことがきっかけといえばきっかけです。
20-30代までは経験と実績に基づいたスキルでも、ビジネスを成長させることができたが、今、40代になって、今まで以上にビジネスの世界のスピード、厳しさが増す中、未知の課題への自己スキルを磨きたいということがきっかけです。
同じコンサルタントとして、大前学長から直接学びたいという思いは以前から持っていました。自身の業務を、ある程度コントロールできるようなポジションになったこともあり、思いきって決断したことがきっかけです。MBAということにはあまりこだわりはもっていません。
以前にインドの人達と仕事をする機会がありました。彼らは日本人と比較するとはるかに低い給与水準で仕事をしています。更にインドでは若くて有能なエンジニアが数多く輩出されると言われており、数年したら自分の仕事は彼らに取られてもおかしくないという危機感を感じました。そのような状況の中で日本人の給料をもらうためには自分にもっと付加価値を付ける必要があると痛感し、技術だけではなく自分の領域を広げようと考えました。
民間教育機関の場合、教務スキルだけを磨いても、事業を成功させられるとは限りません。20代では教務スキル向上に重点を置きましたが、30代になったとき、社会全体を俯瞰する目、業界全体のトレンドを把握する力が必要だと感じるようになりました。複数の校舎を統括するようになると、人材育成にも責任が大きくなり、自分の力不足を痛感することが多くなりました。また、社長が大前学長の著書を数多く読んでおり、入学を相談したときに強く勧めてくれたこともきっかけになりました。
外務省に勤務して海外も3か国駐在したので語学力や海外についての一定の知見はあったかとは思います。しかし、ビジネスという点では未熟、未知な点が多く、その点を強化したいと思いました。外交と違ってボーダレスに動くグローバルビジネスについて大いに学びたいと思いました。