起業はしたいけど、なんのバッググラウンドもありませんでした。
よく「失敗はしたほうがいい」なんて言いますが、誰も失敗したくてする人なんていません。
きっと成功の方程式なんてなくて、陥りやすい失敗をひとつひとつ回避していく先に成功があるんだろう、と考えたのがMBAを取ろうと考えたきっかけでした。
MBAというタイトルにはほとんど興味がなく、さまざまなケーススタディや講師の体験談を通して、失敗の引き出しを擬似的に作っていくことが、私のMBAに期待する最大の目的でした。
プレイヤーだった私が、組織の長としてチームのマネージメントを任された時に自分自身の限界を感じたことがきっかけでした。私の担当していた製品も、良いものを作れば売れた時代が終わり、顧客にとって本当に価値あるものしか選ばれない厳しい競争環境に突入しており、もはや今までの延長線上には未来がないことを痛切に感じていました。しかし、実務においては経験、勘、度胸を中心とした目標達成のためのPDCAを繰り返しているのが実態。私は自分自身の能力の限界を感じながらも、リーダーとして進むべき目標や方向性を明確に示しチームの成果を最大化できる人間になりたいという強い思いを抱いていました。それがMBA取得の動機です。
M&A案件などを取り扱ったり、予算管理や経営層とやりとりが多い中、経営的な知識や経営的な視野で物事を見ることがいままでなかったことから、そういった視野を広げることと知識を身に着けることの両輪で取得を考えました。また実務によった大学院であったことから、実務力をつけたいことも念頭にあったため、入学を決めました。
最初のきっかけは「とにかくガッツリ勉強したい」という勉強熱が上がったタイミングに「オンラインでMBA」という宣伝文句が引っかかっただけでした。
おこがましくもこの先昇進していったときにどんどん忙しくなることが予想され、今のうちに経営を学んでおかないと経営層に入ったときでは手遅れになると思いました。
そんな中どうせ勉強するならMBAがちょうどよいと判断。
・・・ともっともらしく理由を書いてみましたが、ほとんど”衝動入学”で最終期の入学試験に滑り込みで出願しました。
どこの企業でも様々な問題を抱えていますが、当時わたしが所属していた企業でも同じでした。前職、前々職でも感じた問題も多く、いかにそれを解決し、他社との戦いに勝利するかを学びたい、という一心でした。ただ、ビジネス書や自己啓発本を読んで解ったつもりになるのは避けたいという思いもありました。できれば、具体的な目標と、学びに適した環境があればいいと考えました。そこで、目標をMBA取得と設定し、環境についてはエアキャンパスの活用により通学時間などのロスの少ないBBTを選びました。大正解でした。MBAはそれだけでは飯を食えるタイトルではありませんが、それでも自分のキャリアを説明するには便利です。また、BBTの環境は、いつでもどこでも学習でき、「逃げられない」という苦しさはあるものの、動機付けを維持するには非常に良いものでした。
入学を決めた時期は、自社の北米統括会社に赴任してから10か月が経過し、赴任当初から関わってきたプロジェクトが終了した頃でした。念願の米国駐在勤務での最初のミッションが一段落した頃でしたが、折りしも会社は2年連続で巨額の損失を計上。従来の自社の戦略のままでは激しく変化するグローバルビジネス環境下では勝てない、ということを痛感していました。このような環境下ではビジネスを体系的に学ぶ必要があると感じました。
また米国での同僚、得意先のKey-Personの中にはMBAホルダーが多く、彼らの普段の仕事ぶりを見ても「ビジネスの共通言語」をMBAで学ぶことは、グローバルで競争していくビジネスパーソンには不可欠と感じました。
アメリカ支社での勤務を経験し、英語のよるコミュニケーション能力は格段に向上しましたが、様々な問題を解決する能力や、経験だけでなく理論に基づいた判断力が、アメリカの同僚と比べ劣っていると感じ、それらの能力を向上させるためにMBA取得を考えました。
建築士を取得してディベロッパー会社に転職しましたが、すぐにリーマンショックが起こり、勤務先がその影響で清算されることになり、再び転職活動をすることになりました。
当時の厳しい環境下で、ビジネスパーソンとしての自分の価値はどうあるべきか、真剣に考えたことが最初のきっかけだったと思います。
転職活動において自分自身の価値を伝える上で会社の後ろ盾は頼れませんし、そのような状況下でも、有能な人はオファーがある、という事実を目の当たりにし、自分も客観的に見ても求められる人材となるべく努力し、そしてそれをアピールできるような状態にしておくことが重要であると実感しました。
そしてまず、論理的な考え方を身につけるために、オープンカレッジ「問題解決力トレーニングプログラム」を受講しましたが、まだアウトプットの訓練が絶対的に不足していたため、その訓練のためにMBAコースに入学することを決断しました。
女性の雇用や高齢での雇用が困難な日本に対し、常に漠然とした将来の不安がありました。自身の不安要因と向き合った際に3つの力、”稼ぐ力”、”お金を貯める力”、”お金を運用する力”が必要だと感じ、稼ぐ力をつけるためにMBAを学ぼうと思いました。 せっかく学ぶのであれば、日本という国に囚われることなく、世界で通用する人間になりたいと思い、英語で学べる学校を探しました。また、勤務企業が急な業績悪化に陥り、社員が1/3に減少し、自ら事業を立て直したいと思ったのも入学決意のきっかけとなりました。
はじめMBA取得は頭になく、組織について学びたいと思って科目等履修生として『組織行動論』を受講しました。そこで、講義やAir Campusによるクラスメイトとのディスカッションがとても面白く、もっと他の科目も学びたいと思うようになり、追加で2科目学ぶことを決めました。せっかく3科目学ぶなら、本科に入ってしっかり体系的に学びたいという想いが出て来て大学院入学を意識するようになったのがMBA取得を本気で考えたタイミングだったと思います。
起業したいという強い想いはなかったのですが、経営のわかるエンジニアになれば新しい付加価値がつけられるかなとも考えました。最終的には、ついていけるかどうかわからないけど、もっとこの大学院で学んでみたいという気持ちを優先しようと決めて、MBA挑戦を決めました。