看板の「RTOCS, Real Time On-line Case Study」ですが、これは毎週日曜日の夜中に課題が出され、翌週日曜の午後8時迄に結論を提案するというプロセスを繰り返す修行と、またPSA, 問題発見思考という修行が、基礎体力、つまり基礎的な課題解決力の強化に非常に役立ちました。
限られたリソース(時間や分析材料)で最大限のアウトプットを求める為に、クラスメートとのディスカッションを通じて多くの示唆を受け取り、また、時にはクラスに貢献し、1週間の終わりには自分なりに納得のいくアウトプット提案を作り上げる。
タフですが、着実に体力は付きます。少々辛いですが。
入学してからの1年間ははっきり言って何かに追われているという状態でした。あれもこれもやらなければいけない。なのに仕事もある。じゃあ何から手をつけよう?と。どれも興味を沸かせる講義が豊富にあり、クラスメートとのディスカッションもし続ける必要がある。楽しいけど、非常に大変。ただ、そうやって得たものは単なる知識とかだけではなく、自分の中で知らぬうちに広がっている世界がこんなにも様々な色合いを見せてくれたと思っています。
通学することでの生活リズムの変化は大きいものだと思います。私は社会人になってから東京の私立大学院に通い勉強をした経験がありますが、クラスが終了する21:00過ぎから自宅にそそくさと帰っても、23:00を回っていました。その当時は、はっきり言って寝る時間もなければ体力温存する時間もなく、次の日は明らかに疲れが残っている状況でした。BBT大学院での勉強の環境はそれとは違い、通学の為に時間を労する、体力を使う、という事がなかったので快適そのもので、極限まで時間を有効に利用出来ました。
40代になり会社の中でも管理職相当になると、正直言ってアカデミックな学びはあまり必要ありません。自分が学びを通じて会社や社会にどう貢献できるか、を考えると、実践的な知識を得られるBBT大学大学院の講義や議論は期待を上回る物でした。講義をダウンロードすればどこでも学べる、と言うのも優れたポイントだと思います。
大学院の2年間は、始めの1年間は毎日睡眠時間4時間で本当に勉強しました。
2年目は、私は「講義」の枠にとらわれずにBBTをもっと活かすには、課外活動でアウトプットをもっとしようと精力的に活動を行いました。
例えば、自分たちでスタディツアーを企画してシリコンバレーへ訪問しています。
ツアーでは、ただの「視察」ではなく、スタートアップのCEOへRTOCSさながらの「提案」を持って乗り込み、アントレプレナーと議論をするというBBTならではのツアーとして仕立て上げました。
ツアー中も6名の仲間と毎日夜中までディスカッションや翌日の準備を行うなど、本当にすばらしい経験をしたと思います。
もちろん勉強に集中してすばらしい成果を納めた同級生もいます。
つまり私は受身ではなく「意志と過ごし方」で在学期間の教育はいかようにでも一生の宝にすることができるんだな、と確信できたのが本当に良かったと思っています。
教授陣が一流の実務家、実業家であるということが、学びをビジネスに即活用できるという面で非常に大きな強みであると感じました。たとえば組織論系の科目(『組織行動論』、『戦略的人材マネジメント』)では、理論と同時に、実際の現場での展開の仕方や考え方を教わり、自分の体験をもとに仲間とディスカッションして理解を深め合うことができました。それを自分の組織で実践してみたところすぐに効果が表れ、これまで自分がうまくいかなかった理由を実感できたことは非常に強烈な体験です。学び、理解、即実践、定着という好循環を作ることができることがBBT大学院の教育システムの素晴らしさです。
当初は、通信での講義に不安はありましたが、想像以上に講義内容も多く、リアルな事例もあり、濃密な教育を受けたと感じました。また同級生でも様々バックグラウンドをもつ人がいることから、専門的な見地での討論も多く、自分の知らない分野であっても講義でのディスカッションに入ることで知るチャンスを得られることはとてもよかったと感じます。
こう言ってはなんですが、教育云々の前にこのコンテンツに集まった仲間の意識の高さに驚きました。自分自身も成長することに対してかなり意識が高いつもりでいましたが、そんな人間はザラ。その上クラスメイトが何時にどのくらい勉強しているのかが丸見えで刺激を受けまくりながら心の底から楽しく学びました。
もちろん睡眠時間を削りながらの勉強は体力的には厳しいものがありましたが、これを仲間と一緒に乗り越えた経験はこの先のどんな困難にも乗り越えられる自信を得ることができたと思います。
MBAで得た知識や考え方は直接的に役に立つものですが、何よりも「一生学び続け、成長し続ける」ことの重要性と必要性を学べたことがBBTでの学びであったと思います。
在学中に企業に関する自主勉強会「起活会」を立ち上げ、同級生と一緒にシリコンバレーへの視察旅行まで実現したことも自分にとって大きな経験と自信を得ることに繋がりました。
BBT大学院での授業は「実践的すぎる」ため、毎日の講義がそのまま実務に直結します。ある授業でテーマがあり、それを視聴すると、今自分が悩んでいる課題や、過去の成功・失敗体験がたくさん思い浮かびます。それを授業内容と絡めてエアキャンパスに投稿すると、クラスのみんなからたくさんの関連情報や実務体験が集まります。どれも、明日から使いたいものばかりです。いい成績を取りたいから議論する、という感じではないんです。いてもたってもいられなくて、エアキャンパスに投稿し、議論を深める感じです。実務の悩みを相談できる人はそんなに多くないと思いますが、エアキャンパスでは数十人からアドバイスが集まる感じです。世界的なコンサルタントや経営者である教授自らも発言に対して助言してくれます。こんな機会は滅多にないです。
オンラインでユビキタス(いつでも どこでも 誰とでも)に勉強できるBBTのAirCampusは現代のビジネスパーソンに最適な学習モデルだと思います。大前学長が講義中に良くおっしゃるように、現代のITサービスは自ら使うことが大事です。AirCampusを通じて学ぶこと自体が、新たなビジネスモデル、サービスを考え出す素地を築き上げてくれるように思います。これ無しでは海外で勤務しながら、勉強のモチベーションを維持して2年で卒業することは出来なかったと思います。