大変満足しています。
在学中の2年間はあっという間でした。入学当初から2年間での卒業は決めていましたので、同時期に多くの科目を履修し、ハードな内容となってしまいました。
今まで学んだ知識はBBT大学院では一切役に立たなかったので、一から勉強し直していきました。わからないことはそのままにするのではなく、自ら調べ、AirCampusに投稿し、クラスメートとディスカッションをする癖をつけました。
また、同じ環境で学んでいる志の高い多くのクラスメートのサポートがあったから乗り越えることができました。普段はAirCampsu上でディスカッションしていますが、時には東京で集まってリアルにディスカッションをしたり、旅行に行ったり、飲み会をしたりしました。BBT大学院で出会ったクラスメートは一生の宝物です。
オンラインの利点は言うまでもないですが、好きな時に参加できること、トレーサビリティが高いことにあります。但し、その利便性と同時に強制性がないとのデメリットがあります。
そこをカバーするのが運営からのフォロー連絡やオフラインでの同期との飲み会など、これもセットでよく考えられた教育の仕組みだなと痛感しています。
従前の教育機関では、教授による一方通行の指導や考え方の踏襲が重視されていました。しかし、当大学院では、まず教授自ら「私が一番学んでいる」と公言することに驚かされました。議論では多様な分野で活躍する学生の経験や考え方が交わされ、それに教授やTA、LAが指摘し、思考が触発されていく過程は、当大学院の実践を強く意識した表れと言えます。また、「教えない大学院」を標榜するように一方通行で受け身の「teach」ではなく、自ら情報を集め、問題を発見し、解決策を提言し学生間で主体的に議論する「learn」であることにより、自律性、自発性が育まれます。注目すべき重要なスキルとしては、リーダーシップの発揮とあえて反論することで議論を深め、問題点を鮮明にする「反論する義務」を果たすことです。反論は、当初不慣れなうちは気分を害することもありますが、反論を受け入れることで自分の思考の癖を把握でき、成長に寄与します。
BBT大学院での学びは、何といっても自分自身にとって最適な学ぶ環境作りができる点にあると思います。また、生活環境の変化や業務のボリューム等の変化に対しても柔軟に対応できることは、働きながら、家族と暮らしながらの自身にとって非常に助かりました。加えて、自身対BBT大学院だけではなく、同じ目的を持つ仲間とともに切磋琢磨できる環境であることは、自身一人で学ぶ事に比べて数段、自身への血と骨になったと考えています。論理的に相手に自身の考えを伝え理解を得るという訓練として、口頭だけではなく、Air Campusにおいて文字にすることは非常に良いと考えます。
講義内容も然ることながら、志の高いクラスメートや教授陣や仲間とのネットワークが広がった事が1番の財産であったと思います。また、ビジネスのみならずBBTで身に着けたスキルは、長い人生の中で一生活用できるスキルとマインドを教えて頂きました。
体系だった、しかも最先端の”Wisdom”と”Tool”を会得することのできるプログラムが豊富に揃ったすばらしい教育が提供されていると思います。先述のように仕事柄海外出張が多いのですが、飛行機の中でも勉強に取組むことができる環境は非常にありがたいものでした。更に教授陣は一流の先生方ばかりで、講義内容は非常に充実しており、驚きの連続でした。
映像コンテンツや課題設定への満足度もそれなりに高いですが、それ以上に楽しませてもらえたのは、私よりも20歳近くも若い学友たちからの刺激でした。学友との交流は主にFacebookによるものでしたが、よいクラスに恵まれたと思います。
働きながら学ぶには、通学よりもサイバーを通しての学習の方が、効率が高いと思います。対面でのディスカッションも大切であると思いますが、メールの場合では、考えをまとめ整理し、文面として相手に伝える力も身につくので、現代のビジネス社会においては、メールでのやり取りの場は多く、非常に役に立っています。知識は時代の流れと共に陳腐化したり、記憶が薄らいでいきますが、考えるスキルは、時代の変化に柔軟に対応できる強力なスキルであり、BBT大学院の教育スタイルは、今後の日本や世界の見本となることは間違いないと思います。
BBT大学院経営管理専攻では、1年次より論理思考と大前学長からの新・経済原論を学んでいきます。その基礎の上にマネジメントを体系的に学ぶために必要な7つの分野について理解を深めていきます。さらに最終年次には卒業研究への取り組みを行っていくのですが、2年間を振り返ると、目まぐるしくとも大変貴重で充実した時間になったと思います。21世紀社会を生き抜くための基礎体力である「問題解決力」の伝授を主眼とする一連の講義内容と受講生間で繰り返されるディスカッションを通じた思考鍛錬の経験は、自分にとってかけがえのない大きな財産となりました。受講生が世界各地にいながらもこれらの学びを可能とする遠隔学習システムの意義も大変大きいと思います。
オンライン上でのディスカッションは慣れるまでに少し時間がかかりました。
とはいえ、ファクトベースで発言することなどは日常の仕事でも活用できることですのでトレーニングと思えばよいと思います。
また、通勤時間や早朝といった自分の好きな時間を使って学習できることは良かったです。
週末だけ集中して勉強するよりも、少しずつでも毎日のように取り組める。
そちらの方が、自分の思考回路をトレーニングするうえで効果的だったのではないかと思います。