講義もディスカッションも非常に充実していました。
ビジネスの第一線で活躍している方の授業は刺激的でしたし、ディスカッションも科目によっては確認するのが追いつかないぐらいの発言数になったり、資料を基に議論をすることで集団知の重要さを感じることができました。
特にRTOCSは、リアルタイムのケーススタディなので、今起きていることを基に考える楽しさを実感できました。テーマによっては対象となるお店に行ってみて、机上だけでなく現場を観察できる点も面白かったです。
事務局や教務課のサポートも非常に親切に感じました。ネットでのやりとりがメインだからこそ、とても素早く丁寧な対応をして頂けたと感じました。
個人差があるかもしれませんが、対面での議論よりも話し手が深く考えられ、かつ考えをまとめる時間があるために精度が高いと思いました。BBTでの発言はファクトを求められるためにそれを探して提示するのに自分の考え方もブラッシュアップさせられます。教授やTAの方の補助もあるので、活発かつ豊富な議論ができていたと思います。
サイバー空間での教育というのは、私にとって非常に重要な環境であったと感じています。
講義を何度も繰り返して聴講できるのは、非常に重要であり、自分の記憶としてより明確に留めることができると感じます。
また、海外出張等が多いため、時差のある海外において、議論をできる環境にあるというのは、ある意味自分を鼓舞できるポイントであったのではないかと考えます。
もし、そのような環境下になければ、継続は難しかったかもしれません。
リアルタイムオンラインケーススタディとは、毎週、ある企業の経営者、時には大統領に自分がなったと仮定した上で、今そこにある経営課題を、自分ならどのように解決するか?というまったく回答ない課題に対して、毎週取り組む演習です。クラスメイトと1週間ディスカッションを重ね、週末に自分だけの解決案を提出する、この繰り返しは、本大学院でしか学ぶ事のできないとてもユニークな演習であり、今の自分の成長はこの訓練によるところが非常に大きく、ハーバードにも負けない教育科目であり、BBT大学院の教育のすばらしさだと考えています。
私はコンサルタントなので、BBTで講師をされている先生方のすごさは身にしみて感じています。大前学長をはじめとして、すばらしい講師陣から教えてもらえる教育は遠隔でしか実現できないもので、先生方の講義はどれも本当にわかりやすく面白いものばかりでした。講義を受けていて苦痛ということはなく、興味をもってインプットができました。
他のビジネススクールのことをよく知らないので比較は出来ないので主観的ですが、実務的内容のコンテンツがベースになっているためリアリティがあり面白く、理論に偏らず実践的な学びが得られるのは良かったと思います。
またここに集まる仲間たちは色々な業界・職種から集まっているのですが、皆高い意識を持っており刺激を受けることが出来ました。
講義はどれも知的好奇心を満たしてくれるもので、多彩な教授陣に感謝しています。AirCampasで講義内容に関する議論をするたびに、理解が深まるのを感じました。また、スクーリング時に学友と話をする機会を持つことができて、大きな刺激になりました。遠隔地教育であっても、学友の存在は非常に大きいと感じています。
理論もありましたが、現実に動いているテーマが多数扱われており、常に考える習慣がつきました。また、少し遅れていると励ましの連絡が来たりなど支援体制も整っておりました。大前学長とも何度もエアキャンパスでやり取りとさせて頂くことができてモチベーション向上に繋がりました。
僕自身は、外国での研究生活を含め、産業界と学術界の双方において非常に幅広い科学の教育を受けてきました。一方で、社会においては科学とはまた違ったビジネスの常識などがあることも知ってはいました。なぜか科学の常識を知りすぎると、(それが真理を扱うものであるからか)社会の常識を軽視する傾向があるとわかってはいました。結果的に、本学において新しい価値観、新しい知識と出会ったことは、僕の偏った姿勢を正すことになりました。理解していることと、納得していること・体感していることは全く異なりますので、強制的に浴びる2年間のビジネスの滝は、特に研究者としての自分を叩き直すために大変効果的でした。
通常の仕事を続けながら学び続けることは本当に大変でした。入学式当日の夜から怒涛のように出される課題の数々は、信じられないほどのものでした。通勤途上、会社の昼休み、出張先、外出先、常にPCを持ち歩き、AirCampusにつながっていました。受講を通して感じたのは、時間の使い方がうまくなったこと。とにかく、ありとあらゆる隙間時間をかき集め、学習に当てました。受講終了後は、1日48時間あるようにすら感じられ、世間の時間がとてもゆっくり進んでいるような感覚にとらわれました。
この2年間を乗り越えれば、経営の知識やスキルのみならず、人生を通して時間を有効に活用するスキルも身に付くと思います。