学びを実践する事により、経営指標に表れる結果が出てきました。まだまだ至らない点は多いですが、少しずつ前に進めていると思います。
短絡的に表面上の問題を解決するのではなく、本質的な問題点を探求してからそこにアプローチするという習慣が自然に身に付いたように思います。これは業務を遂行する上で着実に成果を上げることのできる非常に価値の高いスキルであると感じています。
BBTでは、科目の課題を通じて、FACTの収集、状況分析をした上で、最終的な自分の意見や結論を求められてきたと思います。自分の意見を出すことはとても勇気が必要なことです。しかし、数々失敗を重ねた結果、論理的なプロセスに基づいた自分の意見を安定的に出していくことが出来るようになりました。
このプロセスは、現実の仕事や私生活での問題解決にそのまま応用出来ています。正解が分からない世の中で、BBTで自分の意見を出してきた経験は、自分への自信につながりました。周りの空気に流されず、論理的に自分の意見をまとめることが、実践で活きています。
業績がいい時も悪い時も、それはあくまで事象であってその本質的な問題はしっかりと見極める必要があります。また起こりうる問題の想定にも事実に基づいた検討が必要ですが、表面的に起きていることだけで解決しようとするケースがどうしても多くなりがちです。BBT大学院で学んだ問題発見思考、問題解決思考では現場の生の情報を集めることの重要性や本質的な問題点の発見と解決策の立案まで体系的に学ぶことができます。新製品導入時や新規事業立ち上げ時のリスク分析、既存品の業績変化の本質的問題点の発見、解決を提案することにより、関係者間での問題意識の共有化と解決策への取り組みに活かされるようになりました。
考えることがとても楽になりました。例えば、これまで1週間かかっていた事が2日あればできるようになっている自分に驚きます。
これは、「昇進した」とか「給料が上がった」とか、目に見えるものではありませんが、学んだことが確実に私の中に根付いていると感じます。
今までは自分が考えた事が正しいと考えている部分が多かったですが、新たな視点を手に入れる事も出来ますし、自分とは違う意見もすんなりと受け入れる事が出来るようになったと思います。現在の採用という仕事上でも人材マネジメントを考える上で必要な事を学ぶ事が出来ました。
物事をとらえる目線が変わり、昔より広い視野で考えられるようになった。複雑な事象をどう解決していくか、自身で思考、工夫をしていく意識付けができました。獲得した知識、企業再生、企業倫理、企業買収等々に関することは実践的に業務上の会話でも役立ちます。
ビジネスに関する事を体系的に学んだ事によって、今まで自分には関係ないと思い、受け入れてきた様々なことを自分の頭で考えて、調査をして自分なりの解答を導き出す習慣がつきました。そのことは自分の発言への自信にもつながっている様に思います。また、自分の知らないことに関しては貪欲に質問をして理解し、考えるという習慣にもつながりました。
起業準備をしていますが、その過程で、あの講義で勉強したな、とか、大前学長がこう言ってたな、と講義を思い出して考えることが良くあります。
実務の細かいところなどはBBTでの学びだけではカバーできませんが、基本的な考え方や、BBTを通しての人脈などは、起業プランを進めるうえでとても役立っています。
問題発見思考やRTOCSで学んだことを車両の開発に活かしています。車の課題を解決する際、まず十分に実験データなどのファクトを集めます。次にMECEのフレームワーク、演繹法、帰納法、ピラミッドツリーなどを使って、ファクトを整理し、なぜなぜを繰り返しながら真因を見つけ、対策をしています。ファクトに忠実になり、しっかりと分析することで、思い込みや思いつきの対策を打たなくなりました。
仕事とMBAの両立を実現するためには、仕事と数コマの講義受講とRTOCSを並行して進めていく必要があります。プロジェクトを並行して進める訓練になり、卒業した今では、仕事を複数並行して進める力が付いていることを実感しています。