まず、スキル面でいうと、「ファクトに基づいた分析的アプローチ」については驚くほど付いたことを実感しています。
実際の仕事の場面で、営業分析をするとき、どんな数字を見てどのように分析をすると効果的か、RTOCSや問題発見・問題解決でやってきた手法を素直に実行するだけでも、回りの反応は非常に納得感のあるものになります。
ここは自身を持てる成果だと思っています。
また、大きな変化は「目線の高さ」が2年間で大きく変わり、世の中の動きを敏感に感じることができるようになったことは、大きな変化だと感じています。
ニュースを見るとき、それまでは単純に日経新聞の中身を信じていましたが、複数のソースや長期的な変化などを見る癖がつき、世の中の動きをもっと高い目線から俯瞰できるようになりました。
2年間の訓練を通して、世の中で起きていることの本質を捉えられるようになっていることは間違いありません。
BBT大学院では、問題解決のアプローチを徹底的に学びます。そのため今までは表面的な現象に対して対策を施すことが手一杯の状態でしたが、BBTでの学びの結果、問題の本質をファクトベースで考える癖が身に付きました。職場には大なり小なり解決すべき問題がありますが、今まで複雑に見えた問題が非常にシンプルに見えるようになり、職場での無駄な議論や作業がなくなりました。目的に対してやるべきことが明確に示せるようになったことを成果として実感しています。
経営的な視野が身についたことで、相手(他部門)が何を望んでいるのかを理解するのが格段に早くなったと感じます。どのレイヤーで何を欲しているのかがわかるようになったことから、事前に打ち手ができるようになり通常業務が効率的になり、業務スピードが飛躍的にあがってきたと感じます。また統計学など実務に役立つ科目も経営戦略での分析業務にも役立っており、業績の改善にもつながるきっかけになったことが非常に良かったと思います。
卒業前に退職してしまったので、ビジネスシーンではまだ実践していないのが実情。
ただし起業家の集まる懇親会等で出会う人たちと話すビジネスアイデアなどの話題では、一端の起業家として用語やビジネスモデル、思考方法など引けを取らずに済みます。
話しているとかなり具体的な取り引きのアイデアや人脈紹介が出てくることもあり、懇親会ひとつでも軽視してはならないと思いました。
このような他業種・しかもベンチャー界隈の話題では即興でRTOCS(Real Time Online Case Study)をやるような感覚であり、2年間毎週欠かさず取り組んだケーススタディーから知識的な引き出しとアイデア発想力を活かすことができ、話が楽しいだけでなく経営者の人たちの信頼も得られる体験をしたことがあります。
学んだことは即実務に応用できるため、結果が出ます。毎晩深夜まで残業していたわたしは、入学と同時に、勉強時間確保のために、思い切って毎日定時で帰ることにしました。単純に労働時間が半分くらいになりました。それでも、成績は深夜まで残業していた頃よりどんどん伸びていくんです。これには自分自身、驚きました。また、いろんな企業から当たり前のようにヘッドハントされるようになりました。現在はヘッドハントされた企業の取締役に就任する予定になっています。自分がこんなに早く経営者として仕事をすることになるとは思ってもみませんでした。このように、わたしの環境の隅々まで、学んだことの実践が活きています。
「英語で米国人とCross Cultural Comunication を的確にできる日本人」として社内でのポジションを確立できたと思います。私より英語の上手な日本人社員自体は社内には多数いると思いますが、日米の相違を理解しつつ、本質的課題を見つけ出し、組織としての最適解(BATNA=Best Alternative to a Negotiated Agreement)に向けて、組織を導いていけるようになった。
日常業務において、様々な問題が発生しているが、その解決策を検討する際、可能な限りの事実情報を収集し、そのデータの意味するところを徹底的にチーム内で討議を実施し、本質的な問題を定義するようにしています。
業務において、目的を明確に意識できるようになったと思います。その上で全体像の把握、自分の意見の整理とアウトプットを行うようになり、業務の進め方がスピードも含めて大きく改善したと思います。また、ディスカッションでアウトプットを訓練したことで、アウトプットに対する躊躇がだいぶ薄くなりました。
今後は業務を通して更にブラッシュアップしていきたいと考えています。
業務ではお客様へ最適なIT構築の提案をしている関係上、お客様が抱えている問題点の理解と解決策をどのような筋道で提案をしたら良いか、納得いただけるかという力が必要になります。その点で、BBT大学院で学んだ事が活かされていると思います。提案に対し、共感と納得、そしてストーリー性がないと聞く耳を持って頂けないので、BBTでのMBA取得はアカデミックでない部分にも役立っています。また、これは自社での無駄な時間ばかりかかるミーティングでも役立っています。皆の意見を整理し、纏め上げ、舵取りできる力がつきました。
大学院を卒業した後にチームリーダーになりましたが、リーダーとしてどうやってチームをマネジメントしていくか、リーダーとしての考え方や立ち振る舞い方は「起業論」「企業再生論」などで学んだことが活きていると感じています。
第一線で活躍してきた教授陣の教えだからこそ自信をもって実践できていると思います。