所属する企業内での部署異動に関するチャンスがあり、学んだことは、自身の強みとして、しっかり根拠のある形で提示できました。その結果、自己実現の通過点として、現部署に異動が実現しました。新しい業務に就いた後も、それまでとは違う各種の問題が降りかかってきましたが、迅速かつ的確に対応できるようになりました。大多数の人は、表在化した問題に対し、裏返しの解決策を断定的に提示されるかと思いますが、実践的な講義内容に加え、複眼的に考える癖等も含め、問題発見解決力を学んだ所以であり、学びなしには、この状態が実現できなかったと考えています。
「もしあなたが◯◯の社長ならば、どうするか?」というReal Time Online Case Study(通称:ROTOCS」)という課題が大前学長より出されます。会社の社長になっているわけですから、いい加減な提案はできません。しっかりと分析をし、課題を抽出し、解決策を導き出さなければいけません。いい加減な提案に対してはクラスメートやTAから厳しい質問や指摘がきました。在学中に2年間で100ケースほどやるのですが、当事者意識をもつ大切さを植え付けられました。
実際に仕事でも活かせることが多く、製品の売上が伸び悩んでいる後輩が居た時には、実際にその後輩になったつもりで色々と分析をしたり、課題を抽出したり、解決策を出したりしてアドバイスするようになりました。
正直実践となると、学んだ知識は全く使えていないが、元々そこの期待値は低かったので問題とは感じていない。むしろ考える力自体が底上げされ、問題解決にあたる時のスピードと仮説精度、何よりあきらめないしぶとさが役に立っていると感じている。
私の組織では、例えば「書類に記載ミスが多い。それならばチェックリストを作ろう。」というような単純な現象裏返し的発想が横行している一方、思い付きや思い込みによる施策展開が後を絶ちません。しかし、私は当大学院修了後はインタビューや現場確認による行動分析を行うなどし、本質的な問題は何かについて、仮説を構築し、証明することを心掛けました。特に、成功のカギとなる要因「KFS(キー・ファクター・フォア・サクセス)」は何か、解決策の基軸「SDF(ストラテジック・ディグリーズ・オブ・フリーダム)」で要素や必要性、有効性、即効性、波及効果等を検討した結果、どう優先順位付けし、実行性を担保していくことについて、その効果を実感しています。このスキルを身に付けるためには、コンサルタント出身の教授陣による指導と同期生による議論が有効です。
これまでの表面的な現象を理解するにとどまらず、「なぜ」そうなったのか?ということを自身が納得するまで突き詰めるという習慣や意識が備わったと思います。また、その習慣の継続により、原因へたどり着くまでの時間が格段に短くなっている事を実感しています。結果として、成果を早く出せるようになり、さらなる意欲の向上となっています。
営業畑が長いということもあり、「顧客を喜ばせる!」という事を常に意識してきましたが、相手の期待値が何処なのかという視点をより重要視するようになりました。顧客の課題を解決してあげる「質問力」は向上してきていると思いますが、今まで以上に「ロジック」を暖かく使いこなし、自分の幸せのみならず、人を幸せにしてあげられる事に活きてきている様に思います。
卒業後会社の幹部と話す機会が増えましたが、その中で例えばM&Aについて提案できるようになったこと。また、組織運営においても何がチームメンバーのモチベーションになるのか等、あらゆることを戦略的に考えることができるようになり、日々の実践で大いに活きています。
入学までは、思いつきや周りの意見に流されて結論を急いでいましたが、今では、本質的な問題は何なのか?失敗や成功の原因は?発散と収束による解決策の立案、そして実行による検証を繰り返すことで、業績の向上と自分なりのスキル向上を図っています。
BBT大学院で学んだことで、「考える力」の幅広さや深さにおいて大きく成長できていると実感しております。これも、在学中に繰り返される思考鍛錬のおかげかと思います。先日行われた商談を例とすれば、従来の自分にとって難度の高い内容であった課題も速やかに新たな提案(解決策)を提示してクリアする事ができました。まだまだ成長途中と考えており、在学中に得た学びを現在のビジネスに生かせるよう実践の繰り返しを行っています。その意味で修了後もBBTの学びは続いています。
問題解決力が向上したと思います。答えのないテーマにおいても事実をおさえたうえで、なぜこうなのか?これで本当にいいのか?など
本質的な問題に迫っていく。その力とスピードが高まったと思います。
これにより、私自身の仕事のパフォーマンスは上がっていると感じますし、結果として業績向上や企画立案、業務改善につなげることが出来ています。