以下の3つが挙げられます。
1)不安:IT業界で10年働き、視野や交流関係が狭くなっていることへの気づきと焦り
2)不満:このままでいいか、という惰性や堕落、昔描いた夢やあこがれの仕事からの遠ざかり
3)不足:ただの専門技術者ではなく、世界で通用するグローバル人材となるためのスキル不足
事業を立ち上げるためには、該当分野の専門知識に加えて経営に関する基本的な知識が必要だと考えていました。それがMBA取得を検討し始めたきっかけです。そして、経営について網羅的に学べることと、本質的問題を発見し、解決するという最も身につけたかった問題解決思考の育成にBBT大学院が力を入れていたことがBBT大学院出願への決め手となりました。
台湾のある銀行の本社での勤務時、日本のマーケティング活動を研究し、オンラインでのクレジットカード申請システムの企画に成功しました。このシステムの導入後、新会員を大幅に増加させることができ、その上、外商からの賞賛もいただきました。その後、日本のマーケティングから学ぶべきことがあると思い、まず日本へ日本語を勉強しに行くことに決め、さらには日本でビジネスマンとして働くべく、MBAを修めたいという強い気持ちを抱いていました。
私は40歳ぐらいまでは、学会発表と論文を書くと言ったことに専念をしていました。しかし、獣医師としては当たり前のことをやっているだけで、病院自体の運営に閉塞感を感じ、つまらなくなってきました。周りの獣医師は遊びや趣味に没頭している人もいましたが、まだ自分には足りないものがあり、やらなければいけないものがあるように感じていました。
そんな時に読んだ本が、大前研一学長の本でした。その本の中にMBAを取得できるBBT大学院の話が出てきて、その1週間後にはBBT大学院の説明会に参加していました。今自分に必要なのはこれだ、と感じたのです。自分の道を進んで、進歩はできていたと思いますが、自分が変わるほど進化させられてはいなかったと思います。しかし、このBBT大学院が自分にとって進化できる道だと考えて入学することにしました。年齢は既に47歳でしたが、50歳までに修了することを目標として、決意しました。
勤務する会社が費用負担する外部研修の紹介にBBT大学院があり、同期など社内の数人がその修了生でした。そこで、人事部経由で入学を申し込みました。会社では管理職ですが、体系的に経営について学ぶべきと考え、その一つとしてMBA取得を考えました。自身は会社に学費を負担してもらう企業派遣でしたが、クラスメイトの多くが自腹で学びに来ておりその刺激は大きいものでした。
キャリアパスの一貫性が大切になってきているためです。グローバル化した社会では企業ではなく、自分の専門領域に就職するようになります。学位はその分野の専門性を客観的に表すもので最低限のラインだと評価され、実力の評価はその先の話になります。
このため、グローバル化が進んでる米国ではエンジニアは理工学系の学位を持っており、管理職はMBAを持っているのはごく普通です。実際、他の分野でも多くの人がキャリアイメージを明確に持ち、大学卒業後も関連する学位を仕事と平行して取得していました。日本のグローバル化は今後も進むでしょう。キャリアパスに沿った学位はあればベターという時代から必須になりつつあると思います。
社会人になったときの目標である社長になるという夢を実現する上で、IT系の資格を取得しているだけでは経営に関する知識や能力が身に付かないと考えました。通勤電車の中でMBAに関する本を何冊か読んだものの、自分の中に知識として取り込まれたという実感が全くありませんでした。ここで立ち止まっては一生エンジニアとして終わるのではないかという危機感が芽生えたのが、真剣にMBAを取得しようと考えたきっかけでした。
せっかく自分の事務所を開くので、より自分の経営の能力を高めたいと思ったのがきっかけです。 合わせて、公認会計士としてのサービスの幅・質も向上すると思い、決断しました。
入学当時40歳を過ぎていましたが、30代の優秀な社員に比べ語学もスキルも劣る自分は、このまま若い人に抜かれてもいいから適当に勤めあげると考えるには先が長すぎると思い、それならば勉強しようと思い立ちました。
変化の激しい時代に、人や会社に流されず自分の頭で考えるための基礎を身につけたいと思ったことがきっかけでした。MBA取得が目的ではなく、結果的に取得したというところです。