広告の制作というのはそもそも得意先(特に担当者)に振り回される仕事です。それを痛感したある仕事で、自分の仕事が本当に社会のためになっているのか強く疑問を感じるようになりました。そんな折、当時一緒に仕事をしていたクリエイティブ・ディレクターの計らいでBBTが運営しているアタッカーズ・ビジネススクールのコンサルティング研修を受ける機会があり、マーケティングより視野の広い経営学の視点というのに興味を持ち、当時抱えていた根源的なモヤモヤの突破口が見つかるのではないかと思いました。そこで、三女の産休・育休を機に、敬遠していたMBA取得に挑戦してみようと思いました。
製薬企業のグローバル化が進む中、当社も海外でのプロジェクト案件が増えてきて、技術職の私も、そのプロジェクトの技術的側面だけではなく、経営に与えるインパクトも評価できるようになりたい、そして将来はそのプロジェクトリーダーを務めたり、意思決定に関与できるようになりたいと考えるようになりました。そこで、グローバルマネジメントを経験した講師陣から経営学全般に関する知識・経験を学びたいと思い、入学しました。
カタールでは調達マネージャーという部下を統率する立場でしたが、トルコ人、アメリカ人、イギリス人、フィリピン人、マレーシア人、インドネシア人、インド人他のスタッフや同僚をコントロールするのが難しく、思い通りに進めることができませんでした。
異なる文化とバックグラウンドを持つ同僚やスタッフをまとめるために、論理的思考、問題解決能力、そしてリーダーシップが必要だと感じ、友人(カタールで他社大手ゼネコンに勤務)がMBAグローバルコースを受講されていた話を聞き、まさに自分に必要なのはこれだと確信しました。
私が携わっている技術領域は成熟分野で、この分野で価値を継続的に創出し続けることが困難となり、やがて現在の仕事は新興国のエンジニアにとって代わられるのではないか、という危機感をもつようになりました。そして、時代に翻弄されるのではなく、自ら将来を切り開くためには、自身の価値を高めるべきであると考えました。
普段からビジネス書籍を読み、参考になる部分については仕事で実践していましたが、自力だけでの成長に限界を感じるようになり、成長を加速させるためには外部の学びの場に身を置くことがいいのではないか、と思うようになりました。専門性によらず、普遍的にビジネスで価値を生む人材になる、という点を重視した場合、MBAにて学ぶのが最適、と考えるに至りました。
経営コンサルタントへの転職を志していたものの、私はもともとは研究者であり、経営や問題解決に関連する知識や経験は皆無でした。そのため、転職のインタビュー対策として、最初にBBTが提供している問題解決力トレーニングプログラムを受講しました。そこで、講座があまりに素晴らしかったため、経営について体系的に学ぶためにMBAを取得できる大学院にも入学することにしました。
営業部門在籍中に新商品企画に携わるようになった際、マーケティングや事業戦略立案の基本的なスキルが全く不足していることを痛感したことがMBA取得を目指すきっかけとなりました。
2008年の金融危機の際に私の所属する企業を取り巻く環境の変化を見て、「このままでは何かまずいぞ」と大変な危機を感じたということが一つ目の大きな動機です。 しっかりとした経営の知識、視点を身につけ必要に応じて社内で提言できるとともに、所属する企業に頼らず自らが自立できる能力を身に着けていなければこれからの変化の大きな時代に対応できないといった危機感がありました。 二つ目は、入学当時から先2年は、担当業務の関係から自分で時間をコントロールしやすい時期だったということです。 三つ目に、会社人生の折り返しを過ぎておりますので、お世話になった会社や後輩に自信をもって何かを残していきたいと考えました。
以上のような動機で大学院等を探していたところ、BBT大学院に出会いました。
以下の3つが挙げられます。
1)不安:IT業界で10年働き、視野や交流関係が狭くなっていることへの気づきと焦り
2)不満:このままでいいか、という惰性や堕落、昔描いた夢やあこがれの仕事からの遠ざかり
3)不足:ただの専門技術者ではなく、世界で通用するグローバル人材となるためのスキル不足
事業を立ち上げるためには、該当分野の専門知識に加えて経営に関する基本的な知識が必要だと考えていました。それがMBA取得を検討し始めたきっかけです。そして、経営について網羅的に学べることと、本質的問題を発見し、解決するという最も身につけたかった問題解決思考の育成にBBT大学院が力を入れていたことがBBT大学院出願への決め手となりました。
台湾のある銀行の本社での勤務時、日本のマーケティング活動を研究し、オンラインでのクレジットカード申請システムの企画に成功しました。このシステムの導入後、新会員を大幅に増加させることができ、その上、外商からの賞賛もいただきました。その後、日本のマーケティングから学ぶべきことがあると思い、まず日本へ日本語を勉強しに行くことに決め、さらには日本でビジネスマンとして働くべく、MBAを修めたいという強い気持ちを抱いていました。