知的に怠惰な状況にならないよう常日頃から情報収集を行うようになりました。またロジカルに物事を考える癖がつき仕事における判断スピードが上がりました。学んだ事が仕事の優先順位の付け方や方向性の見極めなど多岐にわたりプラスに働いています。
学習に必要な体力と気力を維持することが学びだと思いました。2年で卒業を目指す場合は非常にストイックな生活を強いられるので、私は毎朝5時に起きて7時に会社に着き1時間勉強するなど何らかの犠牲を払うことで目標を達成することが出来ました。特に卒論は答えがなく自分の中から出てきたものが全てなので、そうしたものに向き合う気力と負けない精神力はいまでは大きな自信に繋がっています。
メールの文章や書類の書き方が劇的に変わりました。入学前はまとまりがなく分かりにくい文章や書類を書いていましたが、『問題発見思考』やRTOCSで繰り返し学んだことにより、論理的で分かりやすい文章や書類を書くことができるようになりました。
毎週のように経営環境を調査し、自ら経営者としての仮説を提示するという訓練をした事もあり、実務での業務でもスピード感をもって、取り組めていると感じています。また、コトの本質を考えたり、そこに辿り着く時間も短くする事ができていると感じています。
私の目指す医療知識を用いた本格的な起業はまだですが、BBT大学院で学んだことを生かして小さな事業を始めることはできました。アイドルエコノミーの概念を学び、簡易宿所(合法民泊)を始めることができました。その中で、実際に事業を行う上での細かいことも学ぶことができています。
ビジネスを視点とした共通の話題が持ちやすくなりました。これはマーケティング、アカウンティング、営業、CSR、生産など、様々な知見を身に着けることで、あらゆる業種や職種の方とも共通項を見出せるようになったからだと感じています。
「〇〇部長が言ったから」とか「社長がこう言っている」といった発言に、単純に従うことはなくなりました。〇〇部長はなぜそう言っているのか?何を目的にしているのか?ということをまずは考え、疑問や意見を自然と言えるようになりました。
卒業後に所属したスタートアップベンチャー企業にて、技術系の役員としてマザーズ上場を経験させていただきましたが、その際に機関投資家向け資料(ロードショウマテリアル、目論見書)に関わる機会をいただきました。BBT大学院での学びがまさにフル活用できる機会となりました。
今までは、問題が起きた時、今までの経験から反射的に浮かび上がる解決策を実行に移す事が多かったと思います。しかし、今は現状分析に力を入れ、より本質的な問題に近づけるようになりました。経験則は一旦脇に置き、今まで自社の状況に寄りがちだった視点を、周辺の競合環境を足で調査し、市場環境をデータで仮説を立て、インタビュー等で根拠を作るようにしています。現状分析の質が高まった事で、見える課題がより本質に近づき、よりパワフルなソリューションに近づいたと感じるとともに、周囲に対しての説得力も高まったと感じています。
経営においては、様々な事象があらゆる場面で発生します。これまでは、それらを個別のものとして別々に処理をしていました。しかし、BBT大学院での学びを通して「要はなにか?」と考える思考法が身に付きました。その結果、まずは一旦大きな視点でそれぞれの事象を眺め、整理し、ロジックをもって答えを導くことができるようになりました。これにより、日々の判断はもちろん、それ以外にも、社内においてレポートが取り上げられたり、会社を代表して講義をする機会が増えるなど、様々な場面で活用できていると思います。