入学時、『アカウンティング』や『ファイナンス』についての知識は全く持ち合わせておらず、入学してすぐ受講した『アカウンティング』は完全に準備不足で消化不良だったと反省しています。
そして、勉強が非常に忙しい時期が『ファイナンス』の講義時期と重なったこともあり、『ファイナンス』の講義は1年遅らせて受講しました。しかし、ファイナンス知識が必要な選択科目を受講してしまったため、エアサーチ(ビジネス・ブレークスルーが保有する6000時間に及ぶビジネス動画コンテンツを検索・視聴できるツール)でお勧めされた、わかりやすいファイナンスの講義を何度も聞いて、関連図書も何度も読んで、実際にエクセルを動かして勉強することで、少しずつ理解を深めました。
結果的に少し余裕のある時期にファイナンスの講義を受講したことと、前年度の繰り返し視聴のおかげで、知識ゼロから、講義の内容がスラスラ頭に入るレベルにはなり、ファイナンスに対する抵抗がだいぶなくなりました。
統計やファイナンスは実務で使ったことのない計算等もあり、理解するのに苦労する部分もありました。その際はまず教科書や参考図書を読み直し、演習問題を解いてみて、理解できなければ、ディスカッションでクラスメートに聞きました。TAやファイナンスを専門としている生徒がいたので、わかるまで詳細に教えてもらえました。
苦手な科目は、『アカウンティング』と『コーポレート・ファイナンス』です。初めて聞く単語が多く、似たような単語もあって理解するのが大変でした。
克服には簡単な会計や財務の本をいくつも読みました。マンガでわかるとか、同級生がわかりやすいとおススメしていた本を読んで、ひとつの単語に対して違う解説を読むことで自分にわかりやすい表現を見つけるようにしました。
『M&Aと経営』は具体的な評価方法、『問題解決思考』はコングロマリット企業に対するSTPは未だに完全に習得できたとは思えません。『M&Aと経営』は専門性の高い科目ですが、企業の吸収合併だけでなく、企業価値の評価という意味で投資にも役立つ学問だと思います。『問題解決思考』はロジカルシンキングをはじめ、マーケティングや企業分析など、応用範囲の広い科目です。まだまだ自信を持てない分、これから随時深堀していきたいと考えています。
これまでの社会人生活、会社の財務状況どころか、損益計算書、貸借対照表など、ほとんど見たことがない状況にありました。その中で、数字がいっぱい並んだ表を見て、ここからどこに問題があり、どのように戦略を立てていくのか、頭に?を浮かべていました。
ただこれは、入学して一番最初の授業であったために、ディスカッションすらうまくできない環境だったことが挙げられます。
財務に関しては、RTOCSでもできる限り自分でグラフ作成をやり、財務分析には力を入れて努力しました。
営業職を主にビジネスをしてきた為、財務の知識が苦手でした。しかし、同期生の中には、会計士、企業の財務担当の方もいた為、互いにディスカッションする中で、こちらの間違いを正しつつ、教えてもらえ、また、営業面においては、こちらから教えるなど、相互に補完し合い、とてもインタラクティブに苦手科目の克服ができました。
お金系の科目については、監査法人に勤務しながら苦手だったのですが、周囲に会計士がたくさんいるので、部下の会計士をつかまえて別途レクチャーをしてもらったり、疑問を解消して学ぶようにしました。ちなみに、その部下は違う学校で大学院に通っていたので、見返りとして人的資源管理のレクチャーをしました。
『イノベーション』については、これまで発想したことがなかったものばかりで、全然思いつかずに難しいと感じました。克服できたとは思いませんが、ACで発言するネタはないかとひたすら何かしらの情報を探していた記憶があります。
理系かつこれまで技術の仕事をしてきた自分にとってはBBT大学院の授業のほとんどの科目が苦手と言えたかもしれません。
一緒に学ぶクラスメートとはスクーリングや飲み会などでも会う機会があり、そこで受ける周囲からの刺激によって頑張って来れたと思います。
BBT大学院の看板講座ですが、私にはとてもハードルが高かったです。資料を見ながら、手を動かして分析をしてみるのですが、実際は漏れ・ダブりがあったり、自分の視点が固定されていたりして問題発見になっていないことが多々ありました。講義はとてもわかりやすく、わかったつもりになってしまうことも私には課題でした。問題発見や解決にまつわる書籍を複数読んだり、webでやり方を検索したりと、自分なりに量をこなすことで克服しました。
履修において課題として数値計算が多く大変でした。克服まではできていないですが、何とか課題を提出してクリアしました。もっともそこで苦労したことが、その後の研修の幅を広げるきっかけになったなど大いに役に立っています。