前述の内容と重複するところですが、起業するための基盤を作りたい、社外でどの程度通用するか見極めたいためです。BBT大学院での学びを通して、それが実現することができると考えました。
母校の修士課程入学、FtoFのビジネススクールや遠隔MBAコースなど何校か候補にありました。しかし、仕事柄、どう考えても2年間は通い切れないのではないかという不安や、ネットでの孤独な勉強では長続きせず、中途挫折になるのではないかという恐れがありました。年齢も50歳を超えていますし、会社にとっても自分が学校に通うとなると、管理が甘くなり、かえってマイナスになるという意見がありました。
そんな時、BBT大学院の存在を知りました。①大前研一学長の直接指導、②双方向のネット学習(エアーキャンバス)、③ “実践”を重んじている教授陣たちに魅力を感じました。説明会で、まったく畑違いの、私の質疑応答にも丁寧に対応して下さり、年齢・性別・ダンスという「職種」にも尊重をいただけたことに安心感を得ました。なにより、卒業生が、国際的なビジネスの現場で活躍している結果を知り、これが入学の一押しになりました。
働きながら、自分の好きな時に勉強でき、かつ、大学院には現役の超優秀な経営者が数多くそろっている、という2点に尽きるかと思います。また、口コミではないですが、自身の当時の会社にはBBT大学院を受講している人がたくさんおりまして、その方達の評判が非常に良かったというのも、入学を決めた理由の一つにあると思います。
以下の3点が挙げられます。
①単に「アカデミック」だけでない「ビジネス実務」に長けた教授陣を揃えていらっしゃること。
②時間と場所を選ばない、「遠隔学習システム」を構築しておられること。
③大前学長に代表されるように世界中からアンビションあふれる学生、教授が集っていること。
BBT大学院は、他の大学院と違ってほとんどの教授が実際にビジネスをしており、海外ビジネスについても深い経験と知識があることが決定の第一要因でした。またインターネットを通じて時間を有効に使いながら社会経験豊富な学生同士とも(中途半端でなく)真剣に議論できると思い、BBT大学院入学を決めました。
自分の空いた時間を利用して学習ができるシステムが、最も惹かれたところでした。実際にやってみて、自分のスケジュールの合間を利用して、しかも遠隔地でも授業がうけられることは、平素仕事に追われる人達にとっては、その有り難味が身に染みてわかることでしょう。実際私は2年次はシカゴに赴任しましたが、全く問題なく全ての授業を終えることができました。
仕事をしながら勉強も出来ること、出張の多い自分でも時間をやりくりすれば出来るというのが大きかったと思います。ネット環境が整備されれば世界中どこでも受講できますし、課題の提出も可能です。メキシコやインドネシアへの出張中にオンラインで課題を提出したこともありました。
それと大前学長の講義やスクーリング指導が受けられるというのもモチベーションになりました。
私が二十歳の法学部生のとき、大前学長の「企業参謀」を読んで衝撃を受けました。このときから「悪魔のサイクル」「遊び心」はじめ大前学長の著書は、日本語で読めるものはすべて読んできました(私は英語ができないので、大前学長の著書の中で洋書を読んだのは、“The mind of the strategist”だけです。)。一新塾に二期通いました。「大前研一のガラガラにっポン」も毎週観ていました。大前経営塾も終了しました。私にとって、大前学長の提供するMBAプログラムは、非常に魅力的でした。さらにBBT大学院では、仕事を続けながら学べることから、「BBTに行くしかない。」と思いました。
平日夜間や土日に通学することは私の当時の業務の環境では不可能でした。よって、比較対象とした学校はありませんでしたが、入学前に問題解決コースを受講し、大前研一LIVEを視聴する機会もありましたので、もう一歩突っ込んでやろう、という気持ちでした。
私たちは1期生ですので、はじめての学校説明会に参加しましたが、そこでは担当の方を質問攻めにした結果、納得して入学しました。
第一に当時の勤務状況の制約をクリアできることが重要でした。深夜残業が多く、決められた時間に決められた場所で受講することが不可能だったからです。BBT大学院はクラスメート同士や教授との異なる時間軸を問題にせず勉強できる環境があります。次いで学べる内容と教授方の魅力度が決め手となりました。教科書に書いてあるようなアカデミックな学問を学びたかったのではなく、求めていたのは使える実学だったからです。