バランスしていたかというと?ですが子供二人がまだ小さくてパパと一緒に遊びたい盛り。休日は旅行や公園など外出先でもPCを持って、暇を見てはBBT大学院の学びに取り組んでいました。
これら3つのプライオリティはその時々によって変わると思います。仕事の重要な局面には最優先で臨みました。家族と休日に遊びたいときもあり日中はそれに時間を割いて、夜勉強をしようとして眠ってしまい早朝にあわててリカバーしたこともあります。それぞれの効率をあげるよう努力はしましたが、スマートにバランスさせられたという感じではありませんでした。
当時は単身赴任でしたが、趣味や余暇の時間をほぼ全て投入しましたね。無駄使いをする暇がなくなりましたのでお金が溜まるという効果もありました。勿論、そのお金は授業料支払いに充当しましたが(笑)。自分の意思で始めたことですから苦にはなりませんでしたね。
これが遠隔型教育の弱点というか、大きな難しさですね。(苦笑)
仕事については、時間を捻出するために密度を高め、何となくの残業も無くすようにしました。家族については、だいぶ迷惑もかけたと思います。通学型の方が、不在時間がハッキリしているのでわかりやすいでしょう。遠隔型の方は、家にいながらPCに向かい合う時間が増えて、家族サービスを疎かにしてしまうのですから。時々、家族には平謝りすることになりましたが、意識して勉強をするように、意識して家族サービスを強化することも大事だと思っています。卒業まで応援してくれた家族には感謝で頭が上がりません。卒業時にクラス文集で、「家族からのメッセージ」というコーナーを作ったのですが、クラスメートの皆さんも本当にご苦労されていらっしゃるようでした。
仕事の徹底的な効率化を図りました。出勤時間を早くして、人が少ない時に最大限の仕事ができるように工夫しました。医療現場なので質を落とさないことは重要なことなので、その点は配慮しました。ただやはり、祝祭日は多くの時間を費やして、学習に励みました。
家事や子ども達のサポートについては実家の母に随分とお世話になりました。時間は取れなくても愛情だけは注ごうと朝は窓から手を振って学校に送り出したり、スキンシップを大切にするようにしました。
また、その当時留学していた娘とはSkypeを通じてコミュニケーションを取ったり、私が学習してきたことで娘の進学や将来に役立つ情報を伝達するなどして、自分が取り組んでいることがどういったものなのか、どんな意味があるのかを理解してもらえるように努めました。また、試験時に体調を崩しては実力が発揮できないので体力維持のため早朝にジョギングを継続し、睡眠も極端に少なくならないようにしました。
BBT大学院在学中に2回転勤があり、とても忙しく、正直勉強する時間を作るのに苦労しました。仕事は毎日遅く、接待などもあり、平日はほとんどできない状況でしたので、土・日に集中して取り組みました。家族には悪いですが、家に帰ってもほとんどPCに向っていたのでどこにも遊びにも行けない状況でしたが、子どもにはこの年になっても勉強している姿を見せることができて、良い刺激にはなったと感じています。
平日は全く家事を手伝うのは無理なので、土日のどちらかは必ず家族と過ごす日にしました。また、勉強しているときには勉強部屋に来ないように妻から子どもたちに指導してもらいました。 仕事は2年次に入ると同時に転職してしまい、本当に忙しくなりましたが、隙間時間をうまく使うことで勉強時間を捻出し学業に充てていました。自分は鎌倉に住んでいるので、本当に時間のないときは通勤時にグリーン車に乗って勉強時間にあてたこともありました。妻には必要経費として納得してもらっていました(笑)。
学習時間の確保は常に悩みの種で、同級生ともよく相談していました。私はムダ時間(目的がない時間)を省くことに努めました。具体的に取り組んだことは、①時間の使い方を記録する、②自分専用PCを購入する、③通信手段を確保する、④移動時間を学習に充てる、です。この結果、学習時間と家族の時間が増えていました。仕事時間は減らそうとしましたが、結果は入学前と大して変わりませんでした。
バランスは完全に崩れました。生活もかなりいびつになりました。ただ、私は人生の一時期ならそれも良いのではないかと考えています。生涯このペースで過ごす強者もクラスメイトにはおりますが、私はこの負荷を2年に集中させて終えることで、残りの長い人生の中でバランスを取らせる方法を選択しました。