通勤電車の中では、よほどのことがない限り常に講義を受講していました。仕事で終電を逃すと翌朝の通勤時間と合わせて2時間の勉強時間がなくなるため、終電を逃さないように注意しました。議論で文章を入力するときはPCの方が圧倒的に効率が良かったことから、自宅での勉強時間を確保するために睡眠時間を削りました。おかげで修了後の現在も睡眠時間は減ったままで生活できています。家族とは2年間ほとんど旅行ができないなど多少影響はあったものの、休日は一緒に過ごすようにしました。子供3人がお父さんが忙しいことを感じて自分たちで遊んでいたのも非常に助かりました。
いくつも同時並行に進めることはできないので、優先順位を付けて取り組むことにしました。 大学院在学中は、学び-仕事-家族と順位をつけ、優先順位にしたがって行動しました。
1年目の前期が終わった時点で2年卒業のペースでは持たないと思い卒業を3年計画としました(結果4年になってしまいましたが)。家族に負担をかけないようにしたかったのですが、なかなか難しかったです。
在学中に妊娠・出産しました。1番は自分とこどもの健康でしたが、家族の理解を得て、2番目は許す限り学びを優先させてもらいました。何もかもをパーフェクトに行うことは無理なので、家族に理解してもらったことは大きかったです。
あまりにもハードで1年目に体を壊してしまい、自分自身をマネジメントできなかった私はむしろバランスさせられなかった卒業生ですね。しかし、3年間学ぶことによって、より濃い学びを得ることが出来たと思います。退院後、2年で卒業するのは早々に諦めて、3年で卒業することに切り替えたのですが、それでも自分の時間を創り出すのに一苦労でしたね。常にギガビートとパソコンを持ち歩き、歩きながらライブを聴き、15分以上の空き時間があれば、パソコンを開いてエアキャンパスの議論をしていました。土曜日は家族の日として、日中はできるだけ家族サービスに徹し、それ以外は全て勉強時間に当てました。3年かけて学ぶことで一科目をじっくり学べたし、同期以外の人とも深い交流ができたことは本当によかったと思います。
仕事と家庭と学びのバランスを無理せずに上手く取りたかったために、学びの時間配分にはなるべく早朝や移動時間などのスキマ時間を活用するようにしました。そして週末にはまとまった時間を取り、集中的に学ぶようにしました。私は家族への負担を減らすためにもなるべく2年間で修了したかったために、それに合うように計画を立てて履修しました。
やはり仕事は最優先。その上で、学習とプライベート両方を満足させるのは不可能と判断して プライベートを極力外し、学習時間に当てました。それでも学習は、土日祭日は勿論、朝方までかかることもしばしば。かなりハードでしたが、幸い2年で修了することができました。MBA取得は2年が期限ではありませんので、仕事・プライベートとバランスしていくには3年以上の期間で取得するということも選択肢だったと思います。
想像以上に学びに必要な時間が多かったことから、家族には我慢してもらう部分が多く出てしまいました。ただ、限られた時間をいかに有効に活用するかということについても考えさせられたことから、時間の使い方ということに関して、バランスを取れるようになったと感じています。
決まった時間に決まった場所に行くわけではないので、自身のスケジュールから空き時間を作り出して学びの時間を確保することはそれほど難しくはないです。1週間、1ヶ月などの単位でタイムマネジメントをしていけば、仕事・学び・プライベートのバランスを取ることは可能だと思います。
正直BBT大学院で学んでいる間、家族(プライベート)は完全に犠牲になり、好きな旅行にもほとんど行けずじまいで、家族には迷惑をかけました。しかし私の目標に対して、家族が理解をし続けてくれてなんとか卒業できました。