これは確かに大変でした。幸いなのは、当時まだ子どもができていなかったことです。妻と家族の理解もしっかり得ていましたので、大きな障害にはなりませんでした。しかし、仕事との両立はやはり一番大きな課題でした。最初は会社の理解を得ましたので授業に全力で取り組むことができましたが、業績に影響が出始めると仕事の量が以前よりも増えました。そこで、仕事と授業を両立させるために、時間を有効活用する必要がありました。その時から、仕事をする際テーブルの上に時計を置くようになりました。いつも時間を大切にして、仕事を効率化させていました。そして睡眠時間もできる限り削り、勉強時間を最大限捻出するようにしていました。
BBT大学院で得られる大きなもののひとつは、時間作りをする力ではないかと思います。小さな時間の活用や無駄な時間の有効利用へのシフトは本当に日常生活には欠かせないものです。時間作りができるようになることで、仕事や学びだけでなく、プライベートの時間も簡単に作れるようになりました。
仕事は従来以上に業務を効率的にテンポ良く進めるように心掛け、起床時間を1~2時間早めることでBBT大学院の学びの時間を作りました。RTOCSや各教科のレポートや投稿、試験や卒研など、週末に近所の図書館で勉強する時間も増やしました。その一方で家族に支えてもらっていたこともあり、学長の影響も受けて、急遽、在学中にパラオへの家族旅行を計画し、十分に満喫し卒研へのリフレッシュができました。
計画を立て、スケジュール管理をしっかり行い、行動にメリハリをつけるの一言に尽きると思います。また運動も計画的に取り、睡眠を削るなどを避け、自分の限界を超えた無理はしないことでしょうか。人それぞれ持って生まれた違いがあるので無理をしすぎると逆に能率を悪くします。すべての内容を2年間でマスターできるのは大変まれな方だと思います。2年で卒業しましたが遣り残した感じは否めません。できればもう少し長く在籍し、時間をかけて学ぶのも良かったのではないかと思っています。
通勤電車の中では、よほどのことがない限り常に講義を受講していました。仕事で終電を逃すと翌朝の通勤時間と合わせて2時間の勉強時間がなくなるため、終電を逃さないように注意しました。議論で文章を入力するときはPCの方が圧倒的に効率が良かったことから、自宅での勉強時間を確保するために睡眠時間を削りました。おかげで修了後の現在も睡眠時間は減ったままで生活できています。家族とは2年間ほとんど旅行ができないなど多少影響はあったものの、休日は一緒に過ごすようにしました。子供3人がお父さんが忙しいことを感じて自分たちで遊んでいたのも非常に助かりました。
いくつも同時並行に進めることはできないので、優先順位を付けて取り組むことにしました。 大学院在学中は、学び-仕事-家族と順位をつけ、優先順位にしたがって行動しました。
1年目の前期が終わった時点で2年卒業のペースでは持たないと思い卒業を3年計画としました(結果4年になってしまいましたが)。家族に負担をかけないようにしたかったのですが、なかなか難しかったです。
在学中に妊娠・出産しました。1番は自分とこどもの健康でしたが、家族の理解を得て、2番目は許す限り学びを優先させてもらいました。何もかもをパーフェクトに行うことは無理なので、家族に理解してもらったことは大きかったです。
あまりにもハードで1年目に体を壊してしまい、自分自身をマネジメントできなかった私はむしろバランスさせられなかった卒業生ですね。しかし、3年間学ぶことによって、より濃い学びを得ることが出来たと思います。退院後、2年で卒業するのは早々に諦めて、3年で卒業することに切り替えたのですが、それでも自分の時間を創り出すのに一苦労でしたね。常にギガビートとパソコンを持ち歩き、歩きながらライブを聴き、15分以上の空き時間があれば、パソコンを開いてエアキャンパスの議論をしていました。土曜日は家族の日として、日中はできるだけ家族サービスに徹し、それ以外は全て勉強時間に当てました。3年かけて学ぶことで一科目をじっくり学べたし、同期以外の人とも深い交流ができたことは本当によかったと思います。
仕事と家庭と学びのバランスを無理せずに上手く取りたかったために、学びの時間配分にはなるべく早朝や移動時間などのスキマ時間を活用するようにしました。そして週末にはまとまった時間を取り、集中的に学ぶようにしました。私は家族への負担を減らすためにもなるべく2年間で修了したかったために、それに合うように計画を立てて履修しました。