現在、経営コンサルティングの仕事で生活が成り立っているのは、このBBT大学院で学んだおかげです。コンサルティングの仕事を頂いても、齋藤先生の「問題発見思考」の授業で学んだとおりに、チャートを作って、問題を発見して、戦略が立案できたら、あとは、この戦略を実行できるように、組織・人事を改革し、業務プロセスを改善し、改革を推進できるようにリーダーシップを後押しすれば、現実に業績が上がります。
先を見通す力がつきました。将来を見据えて何をしかけるべきか、そしてすべてがうまくいくわけではないので、それをどう死なせずに成功するまで続けていくのか。自己紹介で記載した、アルテパートナーズ株式会社(M&Aを中心としたコンサルティング会社)、アルテ監査法人、日本M&Aアドバイザー協会はすべて、BBT大学院での学びの成果としてのアウトプットです。
入学して1ヶ月も経った頃には、学んだことを活かせていると実感できました。当時は立案した営業計画を実行しながら、マーケットで起こっていることを発注者である事業主にレポートしていましたが、日々現場から拾い上げてくる様々なファクトを積み上げて「要は何か?」を的確に表現することができるようになりました。またその状況に対して、説得力を持った提案をできるようになったと感じ、受講が楽しみになったことを覚えています。
私の場合、やはり問題発見&解決の考え方が実務に役立っています。経営に携わる中、毎日新しい問題、課題と向き合うことになるわけですが、常に本質的問題は何か?を見極めてから解決への手順を導き出すという、一連の考え方が習慣となりました。テーマや論点を絞り込み、優先順位や代替案を考えるステップにより、無駄な会議やミーティングもなくなったと思います。
問題というものは、あらゆるところに存在しています。そのような数ある問題に対してひとつひとつ対応策を練ることは、ある程度の水準があれば可能です。ただ、本質的問題に対する解決策となると、周りを見渡してもできる人はほとんどいません。
例えば、社内であるプロジェクトをキックオフするにしても、これまではそのプロジェクトのゴールが正しいのか、プロセスが正しいのか、検証することもなく、疑問も持たずに進めていました。そのため、途中で挫折したり、想定外の費用がかかったり、当初予定していた目標が全く変わってしまったり、という場当たり的な方法に終始していました。
BBT大学院でPSA(Problem Solving Approach)を学び、闇雲にプロジェクトを開始することがなくなりました。現象をまず抑え、グルーピングから、抽象化、仮説の設定、分析、実行計画の立案という順番をしっかりと踏むことで、プロジェクトの成功確率の向上やコスト削減、時間の短縮をすることができるようになりました。
BBT大学院で学んだことをそのまま実務で活かすことで、どのような問題が生じても解決策を導き出せるという自信を持つことができ、それが、社内でのリーダーシップの発揮にも結びついています。
仕事をする上で、複雑な状況に置かれたり難易度の高い業務を任されてもあまり動じなくなりました。事実に基づいて問題を整理し、社内外の関係者と状況と解決の方向性を理解して、一緒に解決へ向かうという流れはどんな場面でも同じであり、それが絶え間なく実践できるようになったと思います。またその様子を見たり経験することで、自分の部下や仕事仲間ともに成長していると感じます。
常にファクトベースで、定性的ではなくより定量的な根拠をもとに、ディスカッションや提案を行うようになりました。
現在の戦略立案業務の仕事の質とスピードが変わったと感じます。海外とのやりとりでより効果を感じます。
これからもずっと磨き続けなければならないものですが、問題解決力が向上したと感じます。失敗も成功もあったのですが、小規模ですが新規性の高いビジネスの立ち上げ、担当プロジェクトの進行や技術的トラブルの解決に確実に役立っています。
入学後のインドネシア販社経営は勿論の事、帰国後に担当した豪州新規進出プロジェクト、更に現在の台湾販社経営においてBBT大学院での学びの成果が出ています。仕事で課題に直面するたびに現役生時代に学んだ関連講義をAirCampusで都度復習することで、直面する経営課題に対する勘所を再確認することが出来ます。実践で結果を出すために必要な情報をいつでも取り出せるツールは大きな力になります。