たくさんありますが、あえて一つ挙げれば「イノベーション」でしょうね。イノベーションの思考プロセスを体系的に学ぶことによって、より多くのアイデアが出せるようになったと思います。日本人は、物事を分析する前から、できない理由を言いがちですが、これでは問題解決はできません。事実に忠実に分析を行い、問題解決に向けて、思いっきり思考を発散させる。戦略的自由度と発散思考・収束思考を習得するのは簡単ではないですが、考える習慣をつければ、ある程度はできると思います。また今の時代最も大切だと感じたのは、「構想(KOUSOU)」です。前例の通用しない解の無い時代、将来像をどう描くか、構想力なくして何も成し遂げられないことを学びました。
大前学長が直接担当教授として指導する「イノベーション」の講義が一番タメになりました。イノベーションの講義ではゼロベース思考で、さらに思考の自由度を極限まで高めて様々な事象や問題に対処していく手法を学びました。これはビジネスだけでなく生活やあらゆる局面で応用可能な素晴らしい講義だと思います。
大前研一学長が担当する科目で実施するオリジナルのケース・メソッド「RTOCS(Real Time Online Case Study)」です。この授業は現在進行形で起きている様々な経営課題について、毎週 学長が1つ課題を選び、各自が回答をまとめて提出する授業です。ビジネスは生きもの、会社の状況や環境によって、課題に対する答えはいつも決まっている訳ではありませんし、決まった正解がある訳でもありません。RTOCSと平行して「問題解決思考」という授業がありましたが、様々なビジネス環境の中で、会社の方向性を出す思考過程がその理論・実践両面で学べました。まさにMBAの本質だと思いました。
大前学長が担当する科目で取り組むオリジナルのケース・メソッド「RTOCS(Real Time Online Case Study)」です。1週間という限られた時間の中で必ず自分としての結論を出すということが、今の仕事を行っていく上でも非常に効果があったと思います。また、クラスメートからのツッコミを貰うことにより、内容に対して深堀りするだけでなく、思考することの訓練として最高のものでした。また、問題発見・解決の講義と合わせて取り組んでいくことが、ビジネスマンとしての基礎体力に繋がっていくものになったと思います。
大前学長が担当する科目で取り組むオリジナルのケース・メソッド「RTOCS(Real Time Online Case Study)」です。現在進行形で起きている様々な経営課題について、クラスのメンバー同士でディスカッションし、ひとりひとり解決策を提案します。「自分が●●だったらどうするか?」というたった一行のテーマに対して、既存のフレームワークを排除し、ファクトの収集やメンバー同士のディスカッションから導く学習スタイルは、構想力・論理的思考力・問題解決力を飛躍的に高めるBBT大学院の教育のエッセンスのような授業だと思います。一週間後に発表される大前学長の提案は、目から鱗の連続でした。
総合的なMBA能力が問われた「卒業研究」です。論理的思考、経営戦略、アントレプレナー、マーケティング、財務、組織人事などすべてを駆使して取り組む必要があり、個別の科目で学んだことの集大成として取り組むことができました。
大前学長の科目はどれも「目から鱗」を痛感するものばかりで、非常に刺激的かつ新鮮でした。経営だけでなく、一つ一つの物事を考えるという意味で、人生のあらゆる場面や決断において役立つ考え方や姿勢を学べた点が大きかったです。
大前学長が担当する講義で取り組むオリジナルのケース・メソッド「RTOCS(Real Time Online Case Study)」が全ての学びの集大成の場の役割を果たしてくれたのでもちろんためになったのですが、個人的には松本先生の「起業論」が忘れられない講義となりました。起業・新規事業においての知識もさることながら、「新しいチームをいかに動機付け、組織化し、前に動かすか。」の大事さを松本先生ご自身の経験から話していただき、それが大きな学びとなりました。これがあってこそのMBAの知識なのだと強く気づかされました。
人事・組織関係の科目が一番タメになりました。最初は経営戦略やマーケティングが重要と考えていました。BBT大学院の学びからも自分の考えや方向は間違っていないという確信ができましたが、それでもうまくいかないことが多く、最後は、実行する人や組織の問題に行き当たりました。しかし、人が対象となると、正解があるようでないような、自分は正しくスタッフのやる気を引き出せているのか不安な中、多くのヒントを頂きました。例えば戦略的人材マネジメントで、川上教授が人を動かすのは権威パワーではなく正当パワーと言われたのが、今では当たり前と考えていますが、当時は目から鱗でした。
大前学長が担当する科目で取り組むオリジナルのケース・メソッドである「RTOCS(Real Time Online Case Study)」です。 教科書通りでは満足いく回答ができないような、現在進行形で起きている課題がケースとして出題されます 。最も考える力をつけられるケース・メソッドで、他の科目での学びを集約するような課題が出されます。 また、大前学長の結論は目からウロコが落ちるようなものが実に多いです。BBTに入学された際は、ぜひ真剣に取り組んでいただければと思います。