一番苦労したのは、勉強時間をつくりだすことですね。特に週に一回の「RTOCS(Real Time Online Case Study)」は本当に大変でした。「あなたがキタムラの北村正志CEOとすれば、今後チェーン店の維持をどのように図っていくか?」「あなたがブラジルのルラ大統領とすれば、オリンピックの開催が決まった今日、自分の引退までに最低何をするか?」といった難問に、自分なりのロジックで戦略を立案しなければならないのですが、日中は仕事をして、夕方は職場の付き合いも断り、週末は家族との折り合いをつけながら、情報収集・分析して答えを出す。情報収集が甘いと戦略が全く立案できないんですよね。とても貧弱な文章しか書けない。2年間で100のケーススタディは全てを提出できたわけではないですが、何とかついていくことで、自分の知らなかった業界のこともある程度分かるようになりました。
日本に比べて海外(私の場合は中国)では、やはりインターネット環境が悪く、通信スピードが遅いために、講義の視聴やダウンロードに通常より時間がかかってしまい、その分の時間的な負荷がかかりました。あとはやはり学びのための時間確保、時間配分がかなりタイトになりました。また、日本でのスクーリングにもできるだけ参加して教授、TA(Teaching Assistant)、同期生の皆様と交流したかったので、そのスケジューリングに苦労しました。
時間のマネージメントです。仕事優先ですので、学習の時間は仕事が全て終わってから行うことになります。朝方まで学習するときや、週末は全て学習時間にするとか、かなり苦労がありましたが、学習に当てる時間を捻出するために仕事を効率的に行えたという副産物がありました。
常に時間に追われながら、新しいことを学び続けるという苦しさはかなりありました。ただ、これらもオフ会で悩みを話す度に自分だけでないことを知り、とても励みになりました。不思議なもので、苦しさも時間とともに慣れてくるということもよくわかりました。
BBT大学院の授業は、講義を受動的に聞くのではなく、ディスカッションに自ら参加していくことがメインになります。従って、積極的により多くを学ぼうとする者とっては、学びのコンテンツは無限に存在するとも言えます。もちろん望ましいことなのですが、この無限のコンテンツを吸収しようとすると、時間がいくらあっても足りません(笑)。仕事が忙しい時期と重なると、平均睡眠時間が3~4時間という日々もありました。 もちろんすべてに参加することは強制ではありませんが、可能な限り参加することをお勧めします。
しばらくAirCampusを開かない、講義を聞かないという状態が続くと、ずるずると時間だけが過ぎてしまい、学ぶことが億劫になってしまいました。そのために再履修科目もありました。
時間管理に尽きます。私は隙間時間を使うのがあまり得意ではなかったので、2年間と決めて、土日と朝・夜の時間を集中的にBBT大学院の学びに費やすようにしました。必然的に睡眠時間を削ることになりましたが、勉強が刺激的で面白かったのでさほど苦にはなりませんでした。仕事帰りにすぐに勉強する等、少し生活パターンを変えたりもしていました。
とにかくレベルの高い議論についていくのが苦しかったです(特にRTOCS)。ですが毎週毎週学生たちと励ましあって乗り越えていくうちに流れに乗っていくことができたと振り返ります。また、多くの時間を学生たちと共有しお互いの得手・不得手が理解できてきますので、不得意分野をカバーしてもらったり得意分野を逆にカバーしたり、とお互いが学習しやすい環境に次第になってきたと思います。
一番苦労したのは、BBT大学院が始まってからしばらくの間でした。理由としては、自分が慣れていない中、どんどん講義が始まり、課題が出され、処理しきれなくなっていったためでした。最初は、睡眠時間を削りながら、週末も朝から深夜までという状況になり、これで2年間続けられるのかと不安になりましたが、人間とは大したもので、同じ処理量を短時間でできるようになり、徐々に余裕も出てきました。 今では、当時のような追い込まれ感があったほうが、心地よさを感じます。
試験中が一番大変でした。試験のレポートがなかなかまとまらず 、そのため仕事にも身が入らず、寝る時も落ち着かない日々が続きました。試験期間が重なる科目もあり、時間配分に大変苦労しました。