一年目は演習の多さにリタイアしてしまいました。もともとの苦手意識と時間がなかったことが大きな原因でした。再履修の2年目に時間をかけ、また自社の財務諸表を読み解くことで理解が深まりました。また、理解ができるまで講義を何度も何度も繰り返し視聴しました。
ある程度、考えが纏められて論理立ててクラスメイトとの議論が進められる英語科目に対して、大量の発言がある日本語科目において、細切れの時間の中で、いかにクラスメイトの発言を自分の中で整理して咀嚼するかに苦労しました。
BBT大学院の目玉科目の1つである『問題発見思考』と『問題解決思考』が、振り返ると一番苦労した科目になります。本質的な問題をあぶり出し、実際に解決するまでのスキルをマッキンゼー出身の教授と学ぶのですが、実際に自分が手を付けるとなると意外なほど本質的問題をあぶりだせていないことに気が付きました。
分かった気になっていること、簡単だと思っておろそかにしていること等が本質を遠ざけている為、何度も何度も基本に立ち返って「何故?」を繰り替えすことが重要だと学びました。
知らず知らずのうちに自分の思考の癖が固まっていることを教えてくれる、BBT大学院での目玉科目の一つだと思います。
『組織と経営』ですね。1年次の必須科目でした。自身も経営者でありながら、小規模運営のため、組織で行動するといった指針などを掲げていなかったこと、また、組織に属していた時期もありますが、職業柄属人的な要素が強い仕事であったため、所属意識が希薄だったことから、苦手というより抽象度が高く感じた科目でした。そのため、講義で学んだことを自身の組織や参加しているPTAや自治会に置き換えることで、具体的なイメージを持つことにより、講義が腹落ちするようになりました。
大学は経営学部だったので、会計に関する講義は一通り学習していましたが、かなり苦労しました。卒業から年数も経っており、実務で関係すること以外は、忘れてしまったのか?それとも始めて聞くことなのかな?位のレベルでした。クラスメイト同士で難しいディスカッションが飛び交ってついていけないような時もありますが、講義を繰り返し聞きこみ、教科書やネットで調べたり、Air Searchで過去の別の講座を見ることでキャチアップは可能でした。そして何より、Air Campus上で質問すれば詳しいクラスメイトやTAが丁寧に答えてくれるので、主体的に学ぶという姿勢で克服することができました。
工場のエンジニアとしてしか実務経験が無かったため、マーケティングが苦手でした。他の学生が納得しているであろう事柄、議論の前提となっているであろう事柄が理解できませんでした。その点は自分にない知識でしたので、ACでのディスカッションで一つ一つとことん議論して自分の知識として身につけていきました。「お互いの得意分野は教えあう」というACの良い習慣である集団知と良い仲間に助けられました。
『コーポレート・ファイナンス』。専門ではないため苦手意識を克服するために授業がスタートする前に教科書をできるだけ事前に読み込んで理解に努めた。加えて授業を何度も視聴して理解を深堀りした。「道具としてのファイナンス」という頼もしい参考図書が授業内容を補完してくれた。工夫点として授業の合間に理解度を試すテストが出題されるが、そのため都度要所要所で理解が進んだ。
RTOCS(Real time online case study)では、全く事前知識がない業種についても1週間でアウトプットを必ず出さなければなりません。時間という制約と情報が少ない状況で、意思決定をしなければならないと言うのは厳しい状況でありますが、実際によくあるシチュエーションです。ただ、初めての業種であってもクラスメートの誰かが得意な分野である事がほとんどでした。知らないことは恥を恐れず素直に教えてもらう事も大切で、自分が助ける立場になる事もあります。仲間の大切さを特に実感できる科目でもありました。
社会人経験が浅かった上に、学部時代は経営とは無関係の学部であったため、全てが初めてで、どの科目を取っても苦労は多かったです。まず苦手意識を自身に植え付けないことが大切だと思いましたので、どんな科目も新たなことを学ぶことができる、という新鮮な気持ちを持つように心掛けました。あとは、講義動画以外にも理解できない部分があったら、Air Search(株式会社ビジネス・ブレークスルーが持つ4000時間を超えるCSビジネス・教育番組から、キーワードや講師名で検索でき、自由に視聴ができる仕組み)で同じ科目や分野でも、また違った角度から解説を行っている番組を探し、視聴するが効果的だったと思います。
『アカウンティング』と『コーポレート・ファイナンス』です。英文科出身で数字に弱くて苦労しました。わからない点はAir Campus上で質問し、テキストはすべて印刷し見返すとともに何度も授業を聞き直しました。実際、RTOCS(Real Time Online Case Study)で財務諸表などを確認する際は、仲間の視点がとても勉強になりました。