経営の学びの初心者である私は、破綻するような学習計画の回避を心掛けました。当大学院での学びは非常に新鮮かつ刺激的です。学生が成長し現実の世界で成果を出すための方策として、議論の場で自分の意見を論理的に説明する義務が課せられます。そのため、入学当初は高揚感と義務感から午前2時前後までエア・キャンパス(AC)に参加していましたが、睡眠不足による仕事への影響を考慮し、2か月目から24時で切り上げることとマイペースでの学習を心掛けるよう方針転換しています。また、経営や問題解決をより深く体系的に学ぶ意識を有していたこと、3年目以降は安価な学費で履修可能な当大学院のメリットを最大限享受すること等を重視し、3年での卒業を目指しました。これにより、若干の余裕が生まれ、3年目での卒業研究と並行したM&A関連の講座の履修と前述した企業変革の再履修、卒業研究における新潟や岩手の現地調査を実現しました。
入学を決めた時は、「睡眠時間を削るしかない」と心に決めてスタートしましたが、慣れてくると、意外に時間はあるものだと実感することができました。睡眠時間を削ったことは確かですが、自身は当初から3年間で卒業するスケジュールを組みましたので、無茶な事をする必要はありませんでした。また、時間管理については、「誰しも1日は24時間」と言い聞かせながら、計画的なペースで進めることで、家族との時間もしっかり取ることができました。家族には入学前に3年で卒業するので協力してほしいと宣言してスタートしました。後半には、子供から「今日は勉強しないのか?」といわれるまでになり、家族の協力が無ければ計画的な学びは難しかったと思います。
業務に支障を来たさない事は勿論ですが、家庭(特に妻)には苦労を掛けたと思います。平日はなかなか時間が取れなかったので学習は土・日に集中していました。家族には苦労や寂しい思いをさせてしまいましたが、家族の支えがあったからこそ最後までやり遂げる事ができたのだと思います。家族には感謝の気持ちでいっぱいです。
妻と息子との3人家族ですが、入学前に事情説明し理解を求めるところから始めました。一部講義を一緒に聞いてもらっ(聞こえ)たり、会社幹部との話でどのように仕事に役立っているかを事例を挙げてさりげなくPRすることで、概ね肯定的に受け止められていたと思います。ただ、2年で卒業して欲しい、とは始めから言われていて、休日はほとんどBBTの勉強に費やしたものの、何とか2年で切り抜けることで、家族内に大きなストレスは無かったと思います。
自分の仕事は転職直後、子どもは受験期でしたので、これらに負担をかけるわけにはいかない状況でした。このため、家族の就寝後と土日を使ってBBTの勉強をしましたので、2年間は家庭サービスの時間はほとんど取れませんでした。つまり、バランスはとれていないですね。ずいぶんと、飲み友達を失いました(笑)。
私の場合は、趣味を一時(2年間)中止させ、できるだけ無意味に遊ぶ時間は削減しました。ただし、スピード感のある方なら、仕事とプライベートを上手にクリアすることができると思いますので、仕事、家庭、プライベートのバランス配分は人それぞれで良いと思います。それに、無理して2年での卒業でなくても良いと思います。体(健康)や家庭、友人関係などを壊すようでは、BBTで学ぶ意味はなくなると思います。
新たに学びの時間が加わるため、従来の生活のままであればどうしても忙しくなります。その為、時間を大切にする気持ちが強く芽生え、隙間時間の有効活用を徹底しました。そして、勉強のために仕事内容を疎かにしたくないと考えていましたので、時間あたりにかけるスピードも意識するようになりました。さらに、プライベートの中でも個人的な趣味にかけていた時間は一時的にお休みとしました。それでも家族との時間は減ってしまったかと思います。在学中の家族の理解は大きく、今でも感謝しています。
私の場合は、普段より起床時間を早めて勉強時間を早朝に一定量を確保するようにしました。夜はどうしても不規則になるのと集中力も途切れがちになるので、早朝を勉強時間にあてました。休日も同じです。ゆっくり寝ていたいですが、それも止めて朝から午前中の間は勉強時間に充てるようにしていました。
加えて、意識の中では仕事・プライベート・学びを分けて考えないことだと思います。誰でも経験していることかと思いますが、学んでいる間に仕事のアイデアが浮かぶことがあります。時間はしっかり区切ってメリハリを持った方が良いですが、意識を区切る必要はないと思います。
あとは、まずはやってみることだと思います。当初は、ペースがつかめずに誰でも大変だと思いますが、継続していくなかで個々人に工夫しながらバランスさせることが出来るようになると思います。
きつければ、休めばいいし、誰に強制させられているわけではないので、自らがやりたいだけ、やれるだけ精一杯両方がんばるようにしてました。卒業してから、まだまだ勉強したらよかったかなとも思いますが、死ぬまで勉強がBBTの教えですので、今後も両方頑張ろうと思ってます。
残念ながらバランスはできませんでした。私は計画的に入学を考えておらず、入学に興味を持った時には既に説明会は終了しており、受付も過ぎていました。事務局に問い合わせをしたところ、直接話を聞かせてもらう機会を与えて下さり、即座に入学に至りました。そのため入学後の勉強時間等に覚悟が足りておらず、最初の時期は相当面食らいました。仕事は経営者である以上、稼げないと死に値します。ゆえに仕事の時間を削る事はできませんし、本末転倒です。よってプライベートの時間を削るしかありませんでした。プライベートに関しては相当削る事で何とか仕事と学びをバランスさせましたが、かなりキツかったです。